- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 選書・双書
- > 講談社ソフィアブックス
内容説明
家庭内暴力、登校拒否、薬物依存、拒食症、うつ病、ぼけ等、「心の病」が広がりと深刻度を増している。そんな現状に即して、世界屈指の精神医学研究所が第一線の専門家を招いて行っている講座をここに集大成。荒れる家族関係とどう向きあうか、子どもの犯罪や問題行動の深層に何があるか、性被害にはどう対処するか、ぼけ老人をどのように介護するか、傷ついた心をいかにして癒すか等、いま、もっとも知りたい「心の問題」と心理療法の実際が、手にとるようにわかる。
目次
第1章 家族・自分・こころ(家族は何のためにあるか;三つの対話法)
第2章 こころの一生(望猿鏡から人間を見る;大人と子どもの間で;親と子―年のへだたり、こころのへだたり;老いるということ)
第3章 こころの病(子どもの家庭内暴力;ぼけと介護)
第4章 心理療法(家族療法と家族関係;暴力被害がつくるこころの傷;傷ついたこころを自分でカウンセリング)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
武井 康則
5
本書は東京都精神医学総合研究所(精神研)の主催により毎年開催されている「精神研都民講座」での講演集。平成2年から9年までの講演から選ばれている。前半の家庭内暴力、やがて老人の痴呆、性被害者への支援と時代が見える。どれも第一線の医者の提言なので(痴呆などというその時代の言葉遣いもあるが)傾聴の価値あるものばかり。だからなおさら表題のような、キワモノめいた題にすべきではないのではないか。編集者の見識を疑う。2019/09/01
fukura
2
「精神研都民講座」での講演集。2010/11/04