内容説明
本書では、初心者には少し難しいかもしれないが正風体の伝花にもあえて挑戦していただいて、ほんらいの生花の心がまえを学び、今後の参考にしていただきたい。難しいから、花材がないから、と言いつづけていてはいつまでも生花の楽しさを理解できないと考えたからである。生花のきわめて合理的で簡素な姿には、草木の最も美しい生き方が表現されている。担当の先生方の手直しで、「なるほど」とポイントを理解していただければなによりである。新風体ではとにかく現代感覚を大いに生かして楽しんで、ともにいけてほしい。世界は広い。花の世界も大きいことをわかり合いたい。
目次
第1章 正風体をいける(生花は三つの役枝;かよわい素材にはずみを;葉組みをしてみよう;陽表と陽裏 ほか)
第2章 新風体をいける(新風体をいける(枝の役割)
新風体のバランス
二方面の新風体を試みる
新風体の水際のはずみ ほか)


 
               
               
              


