出版社内容情報
灰色オオカミの波乱の生涯を描いた最高傑作「白い牙」とよばれた孤独な灰色オオカミの一生を、ゴールドラッシュ時代の極寒の原野を舞台に描ききった、ジャック・ロンドンの世界的名作を、子どもたちへ。 小学上級から
内容説明
四分の一の犬の血をひく孤独な灰色オオカミは、生きぬくために戦い、はげしく牙をむく!“白い牙”とよばれた灰色オオカミの苦難の一生を、ゴールドラッシュ時代の酷寒の大地を舞台に感動的に描ききった、ジャック・ロンドンの世界的名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
19
動物文学の傑作です。挿絵もすばらしくとても読みごたえがありました。犬を飼ったことがある人なら彼らの忠誠心には疑うものがないことに気が付いているでしょう。狼と犬が分かれたのは人間に忠実だったものとそうでなかったものが分岐点で共通の祖先をもつと考えられています。狼と犬の混血ではどうなるかというのが、本書のテーマです。筆者の観察力は鋭く、人間と犬の関係がよく描けています。シートン動物記では動物が主人公でしたが、本書では動物と人間との関係性が主題です。とても面白かったので次は最後のモヒカン族を詠もうと思います。2020/09/06
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
1
2003年4月21日