あっちの女こっちの猫―佐野洋子画文集

あっちの女こっちの猫―佐野洋子画文集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 18X20cm
  • 商品コード 9784062663663
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

内容説明

しなやかに、したたかに、猫と女のモノローグ。響きあう絵と言葉のおくりもの。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lonesome

49
とても味のある一人の女の人と一匹の猫の画。そして最後に猫が二度繰り返す「おれ、今のままでいい。」という言葉が印象に残る。さらに、読み終わった後に「あっちの女こっちの猫」というタイトルに思いを馳せると、何だかとても意味深なタイトルでぐるぐる考えてしまうのでした。2015/02/21

キジネコ

43
線描の裸婦と墨染の猫、擾乱と平安、女と男、猫の様な人と人そのもの猫、彼の岸と此の岸、そしてエロスとタナトス。生への狂おしい執着は懊悩を孕み、死は得吾の静逸に佇む、ジット見つめ 静かに語りかける声。百万回生きた猫の作者の描く画文集です。謎は、女をあっちに置き、境界を往来する猫をこっちに置いたこと。握り締め 手の中で萎れた野の花と 美を競う高価な花々の束は 其々何に手向けられたのでしょうか? 「一瞬が永遠なのか、一生が一瞬なのか」の一文が意味深に 胸の中で谺します。生死のあわいが又、不確かになりました。2015/06/08

亮さん

10
猫と女の会話。猫は男なのか本物の猫なのかよくわからない。よくわからないけど深い。 以下、好きな文を抜粋。 孤独とは何か。 底なしの自由。 おならをしてたった1人だと気づく時、ほっほっとと笑う幸せ。2017/08/12

sasa-kuma

10
ちょっとシュールな猫と女の世界。佐野洋子さんの直観的な文章が好きです。自由奔放な画も好きです。2015/01/11

たな吉

9
たいそう響いた。2015/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/529656
  • ご注意事項

最近チェックした商品