内容説明
本書は世界と日本の文学の中から選びぬいた怪奇・幻想文学の傑作名作集です。小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
45
「ハルツ山の狼」は語り手の父が殺人を犯し、ハルツ山へ逃亡していたということを忘れていたので別の意味で鳥肌が立ちました。契約を破ったり、殺すという罪はその応報を受けるまで付いて回るのでしょうか。「幽霊人力車」は人妻、アグネスさんへの仕打ちが酷すぎて語り手が許せなくなりました。あんな外面だけがいい嫌な奴を振ったケイトさんは偉い。2015/03/27
sige***
3
外国のホラーはおどろおどろしくなくてさらっと読める。いろんな国の一度は聞いたことのあるようなホラーが簡単に読めておもしろかった。挿絵も美しい。1999/12/01
penpen
2
速読練習用にと思って読みました。青い鳥文庫シリーズは読みやすく、中でもホラーは好きなので。どこかで読んだ、見たことのあるお話でしたが、面白く読めました。(読書時間:1時間半弱)2014/07/15
meisui
2
「ハルツ山の人おおかみ」フレデリック・マリヤット、「血を吸う植物」ウェルズ、「山小屋の恐怖」モーパッサン
ワタナベ読書愛
0
1996年刊行。世界各地の恐ろしい話を8篇収録。「ハルツ山の人おおかみ」作:マリヤット、「のろいの牡丹燈篭」作:瞿佑、「血を吸う植物」作:ウェルズ、「山小屋の恐怖」作:モーパッサン、「幽霊を背負った男」作:曹丕、「へび少女」アフガニスタン民話、「ラッパチーニの娘」作:ホーソーン、「幽霊人力車」作:キップリング。有名な作家の意外な短編作品が読めて、解説までついている。児童書だが大人が読んでも十分楽しい。むしろ大人になってからの方が楽しめる要素が増えるかも。贅沢な本。いろんなタイプの怪談があるよ2022/08/12