内容説明
20世紀最大の実験、ソビエトは無残に崩壊した。都市に拝金主義が横行しマフィアが跋扈する時、地方では血みどろの民族紛争が激化する。色褪せた理想、剥出しの欲望。モスクワ、グルジア、チェチェンなど歴史的な大転換の現場にとびこみ、渾身の取材でロシアの闇に迫った講談社ノンフィクション賞受賞作。
目次
第1部 ロシア零年
第2部 蒼ざめた異族
第3部 権力のはらわた
第4部 自由という災厄
第5部 すべては許される
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
57
2014.01.12(01/04)(つづき)岩上安身著。 01/11 (関連年表、つづき) 1913.02、ロマノフ王朝300年記念祭、大赦実施。 1914.06、オーストリア皇太子暗殺、汎スラブ主義者、第一次世界大戦へ。 1914.08、独露戦争、サンクト・ペテルブルク(ドイツ風)→ペトログラード(ロシア風)へ都市名称変更。 1916.12、ラスプーチン暗殺。 1917.02、荷が使う久米井、二月革命。 2014/01/12
i-miya
49
2014.02.23(02/04)(つづき)岩上安身著。 02/23 (P860) (関連年表、つづき) 1920.01、国際連盟、成立。 1922.04、スターリン、ソ連共産党書記長就任。 1923.09、関東大震災。 1923.12、レーニン、遺書、スターリン批判。 1924.01、レーニン死亡。 1925.01、ソ連中央委員会、トロツキー批判、カーメネフ政治局員解任。 1929.02、トロツキー、国外追放。 1929.10、ウォール街大暴落。 1929.11、ブハーリン追放。 1929.11、スター2014/02/23
i-miya
47
2013.12.04(12/04)(再読)岩上安身著。 12/03 (関連年表) 1901.12、ロシア、ナロードニキの思想を継いだ社会革命党(エス・エル)結成。 1902、シベリア鉄道、開通。 1902、レーニン、『何をなすべきか』。 1902、ゴーリーキー、『どん底』。 1903.04、ウクライナ、キシユヨーフ、反ユダヤ主義者によるポグロム(ユダヤ人虐殺)。 1903.11、ロンドンで社会民主労働党第二回大会、ボリシェヴィキ(多数党)とメンシェヴィキ(少数党)の対立発生。 1903、チェーホフ、『桜の2013/12/04
masabi
13
【概要】計画経済から市場経済へ移行した時期のソ連を取材したノンフィクション。【感想】生産設備の独占したまま価格だけが自由化された結果ハイパーインフレが起こり、国民の半数以上が困窮する現状の一方で、権力者から庶民まで腐敗と汚職の数々に賄賂がシステムを補完する機能として動いていることに驚く。政治闘争のための人為的な物不足、組織だった兵器の横流しと混乱期の権力ゲームと生き残りをかけた動きが赤裸々さが描かれていて、それだけ筆者の情報網、綿密な裏取りが光る。 2020/12/09
i-miya
10
2002.05.21 購入 2013.12.04(12/04)(再読)岩上安身著。 12/03 (関連年表) 1901.12、ロシア、ナロードニキの思想を継いだ社会革命党(エス・エル)結成。 1902、シベリア鉄道、開通。 1902、レーニン、『何をなすべきか』。 1902、ゴーリーキー、『どん底』。 1903.04、ウクライナ、キシユヨーフ、反ユダヤ主義者によるポグロム(ユダヤ人虐殺)。 1903.11、ロンドンで社会民主労働党第二回大会、ボリシェヴィキ(多数党)とメンシェヴィキ(少数党)の対立発生。