内容説明
物理学者と刑事のコンビが湘南海岸の不可解な爆発事件に挑む「爆ぜる」(東野圭吾)、私は今夜、殺されます―テレビ局にかかった一本の電話。マスコミを使って裏切った男に復讐する「殺されたい女」(野沢尚)、二人の女を刺殺した中年男の秘めた動機を追う「仮説の行方」(夏樹静子)他、現代ミステリーのベスト・オブ・ベスト8編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKETOM
7
400ページで全8編とちょうどいい長さ。そして全編なかなかの高品質で粒ぞろい。こういうの、割と珍しい。『骨まで愛した』『仮説の行方』は大御所の貫禄。盲点をうまく突いている。プロットの作り方はさすが。『命日の恋』娘はこの恋を許してくれるんだろうか。もっとも、許してくれなくとも貫いて欲しいけど。『殺されたい女』『道連れ』は面白さはなかなか。ただ、ちょっと捏ね過ぎな印象。普通ならこんな行動はしないだろうね。全体的に意外などんでん返し系が多くてそっち系が好きな自分は特に楽しめた。このシリーズも時に当たりがある・笑2019/10/04
ひょろ
5
「爆ぜる」はあの有名なガリレオのシリーズとは知らずに読んでた。理系なのでこの手のミステリは面白そうだ。他の短編にも挑戦してみた。「殺されたい女」はラストまで切ない。「道連れ」は下手なホラーよりよっぽど恐ろしい。「仮説の行方」線が幾重にも絡まりあっていてちょっと私には複雑すぎた。2016/08/08
ほぅむ
1
道連れ 南島砂江子著 一押しです。2014/11/01
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- 和書
- ダヤンのたからモノがたり