内容説明
最高裁判事の父親が殺された夜、事件記者クィンは別れた妻と愛娘のダンスを見に行っていた。そのステージに、死んだと思っていた「ダンスの天才」ジョーおじさんが車椅子で登場した!喜びもつかの間、愛する者たちに迫る殺人者の魔の手。犯人を捜すクィンだが…。最高傑作ハードボイルド・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
26
養父を殺害された事件記者のクィン。その犯人を追う。読んでて何な変だな、と思ったのは、紹介文にハードボイルドとあるのに、他人にベタベタに甘える、頼る、依存する人達だけで、これのどこがハードボイルド…?主人公のクィンも別れた妻と暮らす娘が好きで好きで、いや別に好きで構わないのだけど、別れた妻と娘がパリに行くと知ってから、娘と別れるのに耐えきれず、付き合っている別の彼女に「パリで暮らそう」とぬけぬけと誘う小細工男。うーむ。ハードボイルドの定義に詳しい訳ではありませんが…2018/05/30