内容説明
医療者には専門家としての歩みがあり、患者にも人生の文脈がある。医療とはその交差点で創る作品ではないのか。「治す」ことに懸命な現代医学が視野の外に追いやりがちな「精神的いのち」を尊重する終末期医療は不可能なのか―患者の立場に立つ医療、人間性復権を考える医師たちと「あたたかい死」を追求する。
目次
１ あたたかい死へ（子供に天国について話す時；ガンを暗いものでなくするために；生き方と豊かなる死；死にゆく人に視点を移して）
２ 人間の復権へ（人生を視野に入れた闘病支援；ガンを体験した医師の眼；インフォームド・コンセントを考える；患者中心への発想法）
３ 人生の完成へ（家で死ぬことの意味；豊かな「生と死」へのセンター構想；「二人称の死」を視野に）
感想・レビュー
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かんな
1
「諦めるのはいつでも出来ます」と(-_-)患者さんに説いていた医師を思い出しました。2017/05/20
