内容説明
会社も大事、されど個人も大切だったバブル時代の夢は、遠くかなたに消えた。不況、リストラ、サービス残業に苛酷なノルマときては、やってらんなーい。泣く子と会社には勝てませんとつい弱音を吐いたりもして。中間管理職、花の独身男、健気に頑張るOL…危機に立ち向かうカイシャインたちに贈る熱きエール。
目次
家庭のホッチキス
結婚記念日のごりやく
父の出番
リフレッシュの年頃
カイシャ友だち
マニュアルのお告げ
心変わりの季節
カイシャインの妻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
1
サラリーマンの人間模様を描く9編の短編集。タイトルにわざわざ「平成」とついてるけれど、平成10年よりは以前の著作だから、今読むといろいろと古さを感じる。とくに男女の性差の描写は、昭和時代のようだ。新田次郎の作品を読むときと同じ匂いがするな。 (★★☆☆☆)2013/08/27
dskmori
0
タイトルを見て、平成のうちに読んどこうかという軽薄なノリ。前半読み終えて、もういいかなと思いつつ、ようやくカイシャが舞台となった編が出てきたので、結局最後まで読んだ。2018/06/30
-
- 和書
- 九条「改正」と国民投票