内容説明
バニヤン・ツリーの木陰で休んだ熱暑のひととき。祭りの日に友人と遊び、柔らかな陽がさす池で沐浴した日々…。ベンガル地方の風や樹、可憐な花の香りと姿が今も記憶の中で息づく。名著『インド花綴り』の著者が美しい調べのごとくあなたの渇いた心を潤すインドの人と森の物語。
目次
第1章 カルカッタ・ハウラー駅からボルプルまで
第2章 四人兄弟
第3章 森のラージバリ
第4章 タマリンドの巨木のある村
第5章 バニヤンの老木
第6章 『大地のうた』のノスタルジー
第7章 ガンガ河口の舟旅
第8章 鳥好きの先生~南インドへ
第9章 バングラデシュへの旅
第10章 花のお酒
第11章 ヒマラヤ・トレッキング~マムシグサの思い出
第12章 砂漠にふる雨