内容説明
ホワイトハウスの腐敗を厳しく弾劾する無党派議員チャーリーは、国民の熱狂的な支持をえて大統領の座に向かって着実な前進を続ける。脅迫、買収、盗聴、謀略…あらゆる手を使って追い落しの罠をしかける保守派議員たち。卑劣な政敵との緊迫した闘いとワシントン政治の内幕を暴くポリティカル・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tsukasa_oishi
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なかなか分厚い本だけどおもしろいので長さが全然気にならない。読み始めからわりとおもしろいのは、海外の作品にしては珍しいと思う。殺人事件などのミステリの部分に関しては特にいらなかったのでは、と思わないでもない。それよりももっと大統領としての職務や政治に関するお話を広げてほしかった。 大統領選挙の一般投票、並びに下院での投票にいたるシーンが一番楽しいしどきどきする。著者はかなり有名な政治ジャーナリストなのだけど、選挙や二大政党に関する指摘や批判はおもしろいし興味深い。2004/03/25