出版社内容情報
グロタンディークによるガロア圏とその基本群の理論について解説した,待望の和書.
拡大体と被覆空間のガロア理論の復習から始め,圏論の基礎からガロア圏の理論を詳述した後,代数側と位相幾何側の各ガロア理論をガロア圏の観点から統一して再論する.
そして,スキームのエタール被覆のガロア理論を解説する.
十分に理解できるように,学部レベルの内容から出発し,証明や問題の解答を含め,しっかり丁寧に解説.
独習,ゼミ,講義のための教科書・参考書として役立つ1冊.
内容説明
ガロア圏、待望の本格専門書。拡大体と被覆空間のガロア理論を統一的に扱い、再論し、新たな視点を得る。
目次
第1章 拡大体と被覆空間のガロア理論
第2章 圏と関手
第3章 極限
第4章 ガロア圏と基本群
第5章 拡大体と被覆空間のガロア理論再論
第6章 スキームのエタール被覆のガロア理論
著者等紹介
森下昌紀[モリシタマサノリ]
1992年ジョンズホプキンス大学大学院数学専攻修了。現在、九州大学数理学研究院教授。Ph.D(米国)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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