内容説明
目にも見えず、臭いもせず確実に人間を死に至らしめる毒ガス。ナチスにそれを使わせてはならない!マークとスターンは敵国ドイツに潜入するが、目的地の強制収容所では残虐行為が行われ、人々の様々な思惑が交錯していた…。戦時下の人間心理を見事に描ききり、グリシャムも絶賛の傑作歴史サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジロリン
15
再読。強制収容所に攻撃を仕掛けるコマンドの二人も、ナチスの残虐行為に怒りを覚えスパイとなる協力者も、収容所の警備を指揮するSS将官も…どの登場人物も生き生きと画かれ、物語にリアリティと深みを与える。ストーリー展開も、これでもか!というくらいひっくり返し、返されるジェットコースターサスペンス。J・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」に匹敵する"大戦秘話もの"です。繰り返し読むようなお話ではないが、久しぶりに読んでみて(内容、忘れてるからw)大満足の一冊でした。2016/05/15
goro@the_booby
11
素晴らしい!「ナヴァロンの要塞」「鷲は舞い降りた」などに匹敵する冒険小説だよ。困難で非情な任務、狂い始める計画、美貌の協力者、子供を守るユダヤ人母、揺れ動くドイツ将校、悪逆非道の博士。これだけ揃えてチャーチルが図った隠密計画は怒涛の展開を見せる。手に汗握る物語になって一気読み。最後もほろっとさせて読後の余韻もいい。ご馳走様でした。2014/10/07
コージ
3
第二次世界大戦のDディ直前の時代背景ものは好きな小説。まるで大画面の戦争映画を観ている様な感じ。2022/09/28
竜
3
途中までやや長く感じたが、ラストは一気読みでした。面白かったです。2021/07/22
goldius
2
究極の歴史脚注小説。アメリカ嫌いでナチスファンは必読。2009/03/30
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