内容説明
どんなに「トヨタ生産方式」について書かれた本を読んでも、経営コンサルタントに高額な授業料を払っても、残念ながら企業を真に変革することはできない。しかし、本書で紹介する事例では、わずか一年で企業が生産現場を中心に著しい変化と成長を遂げている。それはなぜか。この変革の裏には、徹底して人にこだわるトヨタとリクルートが作り上げた、これまでにない「企業改革メソッド」があった。本書は、企業変革に取り組んだ、ある企業の失敗と成功のすべてをストーリー形式でわかりやすく紹介している。
目次
第1章 主力工場、閉鎖の危機(いったい、どうして?;現場の不満;課長のジレンマ;新しいコンサルタント ほか)
第2章 ファイナルプロジェクト(新しいプロジェクトリーダー;人事交代の波及;プロジェクトの新メンバーたち;まずは「しつけ」から ほか)
第3章 トヨタとリクルートの企業再生メソッド
著者等紹介
水島愛一朗[ミズシマアイイチロウ]
1958年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業後、(株)経済界入社。ニューヨーク、ロンドンに駐在し、雑誌「経済界」編集長に就任。98年独立し、プレジデント、中央公論、各週刊誌にトップインタビューを掲載する一方、スポーツニッポン、日刊ゲンダイに長期連載を掲載
田宮大二郎[タミヤダイジロウ]
1958年、東京都生まれ。経済専門出版社編集部を経て独立。フリーランスとして週刊誌に経済記事を掲載する一方、戦後の重大経済事件を題材に企業小説を執筆中
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