講談社文庫<br> 亜細亜新幹線 - 幻の東京発北京行き超特急

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講談社文庫
亜細亜新幹線 - 幻の東京発北京行き超特急

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  • サイズ 文庫判/ページ数 503p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062637022
  • NDC分類 516.71
  • Cコード C0195

出版社内容情報

【内容紹介】
超巨大プロジェクト弾丸列車いま甦る。
新幹線の夢を紡ぎ続けた男たち!その壮大な構想の全貌を描く。

太平洋戦争の前夜、東海道から下関へ、さらに日本海海底トンネルを経て大陸と結ぶ通称「弾丸列車」計画が着工されていた。戦争の激化に伴い、工事は中断され、挫折したのだが、構想は昭和39年、東海道新幹線として見事に甦った。広軌高速鉄道に賭けた島安次郎・秀雄親子らの夢と情熱を追うノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

50
鉄道ファンには有名な「弾丸列車」は通称。実は戦前の計画段階からすでに正式な名前は「新幹線」だった。鉄道開業時のゲージ選定に始まる広軌論争は、数十年間も政治に左右される不幸にみまわれた。それが昭和の戦争による軍事輸送の必要から計画が急浮上し、ついに着工。東京~下関間の建設が始まっただけでなく、海底トンネルで大陸と結ぶための調査まで行われ、結局は戦禍によって中止される。読み終えると「夢の超特急」開業は、戦前の計画の「再開」に見えてくる。戦後の新幹線にとって幸いなのは、侵略・支配の道具にならなかったことだろう。2023/04/07

鐵太郎

6
大東亜共栄圏の美名の元に日本帝国がアジアを侵略したのは事実ですが、この構想の下で、鉄道という国家の大動脈を日本の中に通し、それから海を渡り、朝鮮、北京を経て、遠くベルリンへ、あるいはニューギニアへと延ばそうという計画があったという。何ともはや、スケールの大きい話ではありませんか。その一環として、当時すでに「新幹線」と名づけられた東京=下関間の弾丸列車計画がありました。これはその構想だけでも戦後に行われた東海道新幹線プロジェクトを大きく上回もの。この本は、その時代を今によみがえらせるものです。2005/01/05

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