内容説明
老後にと、思い切って建てたみかん山の家で夏休み。苦心惨たんの野ねずみ退治、草刈り。静かなはずがカナカナに起され、隣りはヌード撮影。夜九時までストロボが点滅。ここはウェッジウッドが似合わない。でもやっぱり田舎はいい。木々を渡る風、モンペ、散歩、デビッド・ニーブンというソファ…一夏の絵日記。
目次
夏休みのはじまりはじまり
隣は何をする人ぞ
今日こそは静かだろうと思ったけれど
緑に囲まれて
畳の部屋もいいね
虫とか鳥とか
読書する
散歩に行こう
うちの温水
買い物に出る〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mame
6
別荘生活なのに、なぜかあまり羨ましくない…なんでやろ2025/02/03
てくてく
3
著者の文章は、私には少し読みづらいところもある。しかし、徐々に慣れてきたので、これまでよりも読みやすかった。本書は、熱海（ただし海は見えない）の別荘でのひと夏の記録。別荘暮らしというとなんだかおしゃれな雰囲気がするものの、となりは貸しスタジオでヌード写真の撮影などがあったり、と、理想的でもないようなところが面白かった。2014/07/14
