内容説明
旅慣れるのはいいが、旅に慣れてしまってはいけない。これ、旅の鉄則なり。欧米をへ巡り苛烈な中東・アフリカを彷徨し後、旅人は熱帯アジアの豊饒に抱かれる。沙漠のヒッチハイク、バンコク路上観察の日々、胃袋にしみた食べ物、骨に響いたあの一言―旅の達人が好奇心全開で書下ろしたセンチメンタル・ジャーニー。
目次
第1章 安全旅社の陳さん
第2章 奴隷船―ペナン発マドラス行き
第3章 逮捕寸前―香港にて
第4章 人が旅をすれば、本も旅をする
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HIRO1970
4
★☆★前川さんは表現ははっきり言って、ちょっとぶっきら棒ですが、好奇心が多い事が災い?してか、もの凄い経験と幅広い知識の持ち主であることがよーく解りますね。これからも読んでみたい人です。2013/09/15
マサ
2
1970年代からの著者の旅についてのエッセイやコラム。出会った旅人や土地の人々とのあれこれがフラットな視線で書かれていて面白かった。特に「レイバンの鷹」「砂漠の彷徨」などは読後しばし放心。その土地の風や匂いに包まれる感じがいいなあ。2020/11/15
Taichi Sakamoto
1
読みやすい文体でよかった。氏の旅に対する経験やありかたが伝わってくる一冊だ。2015/11/16
sumikko
0
▲70年代~80年代の旅行紀というか雑学書というか。ちょっと時代差が大きくて読む感覚がずれる。当時の感じがなんとくなくわかって楽しい。2022/08/27
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