内容説明
宇加見猛彦は妹・史織の誘拐を契機に自分に関わる様々な秘密―父・秀彦の会社が“特殊な血の繋がり”により形成される組織の中枢であること、その有力メンバーの集まりを〈生樹御門の会〉と呼び、猛彦を含む全員が強力な超能力者であること―などを知る。驚きながらも血の昴りを覚えた猛彦は仲間と共に史織を奪った〈八代の悪舟〉のアジトを急襲するが、羆蛭や戎蛇などのおぞましい夷獣を駆使する柳斎や迅雷の激しい反撃に遭った。史織が奇御戸に囚われていることを猛彦の母・治子の力で知った“生樹”の軍団は、再び救出に向かうのだったが―。秘められた太古の血脈が現代に蘇った―。謎の結社〈生樹御門の会〉VS〈八代の悪舟〉。白熱する書下し伝奇SF。
-
- 和書
- 土質工学