内容説明
南海の小島フィジーで観光客相手に芸を見せるワヌーバは、イギリス人の商人とフィジーの洗濯女との間に生まれた。やはり小人だった母方の祖父の記憶はワヌーバを浮き立たせる。謎の中国女、サディストの女市長シンビア・タッカー、心の鎧をはぎとられて、ワヌーバはめくるめく快楽の世界へ陥ちてゆくのだが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mattu
6
なんだろう。読み進めるほどに理解できなくなっていく。2014/11/06
パキパキ3
4
よく最後まで読んだと、自分で自分を褒めてあげたい。2012/07/28
猫の注射係
3
かなり時間を掛けて読み終えました。感想はTwitterで書いたつぶやきからの引用です。 村上龍氏による現代版千夜一夜物語のようにも思えました。 湧き出てくる言葉の洪水に溺れそうになり、いくつも物語の連鎖(枠物語)に圧倒されました。しかしながら、卑猥な言葉のオンパレードなので、万人にはお薦めできません。(笑) 村上龍氏の書く物なら何でもどんと来いの私ですから、全然OKです。 2020/02/26
シルク
3
今まで読んだ村上龍の小説の中で一番ぶっとんでいた。途中からあまりのエログロさについていけなくなり、適当に斜め読みで読了。でも祖父の手記は結構面白かった。2016/05/14
やまちゃん
3
こ、これは…どういったカテゴリーに入る文学??夢野久作の「ドグラマグラ」より意味不明、混沌とした飛ばしっぷり(笑) 中盤を過ぎる頃から、既にパニック(;_;) ! 狂人達のイマジネーションの競演、といったところでしょうか。再読は無いです!絶対(。>д<) 脳ミソが溶けそうです。あぁ、名作「コインロッカーベイビーズ」を再読したくなりました(^^)2014/04/24