内容説明
桂林の不良少女、ソウルのあやしいポン引き、マニラのスラムのボス…様々な出会いと別れがあった。ダージリンで、謹厳な僧と共に断食した三日間、とろけるような微笑に誘われて、はまったバンコクの罠。悦楽とせつなさがイルミネーションのように交錯する亜細亜。アジアの夢と現実を熱写するスリリングな旅本。
目次
第1章 トランジット―韓国
第2章 漁人―台湾
第3章 桂林の不良少女―中国
第4章 九龍城塞のメイズ―香港
第5章 トンドのランボー―フィリピン
第6章 マイペンライの都バンコク―タイ
第7章 ぴゅんぴゅんかい―ビルマ
第8章 断食した日―インド
第9章 じきじき―インドネシア
第10章 マイの手紙―ベトナム~フィリピン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Oh!やまびこ
3
読了記録。
ジスカールデスタン
0
今はもう2016/08/07
こやじ
0
今でもこの熱気があるのかなあ?2021/07/26
asura_kojima
0
成長著しい東南アジア、もはや、一部の都市は日本と変わらないと言っても過言ではないほど。 でも、本作が書かれたのは、1990年代。 「深夜特急」に似ているかと思ったのですが、著者は、移動自体にはあまり拘りがなく、むしろ、そこで出会った人々との関わりを中心に描いています。 いまのようにネット情報がある訳ではないこの時代。 だからこそ、旅行者も現地の方々にとっても、予期せぬ出会いやハプニングがあり、真に旅を味わえた時代だったのかもしれない。私も本作をイメージして、また、アジア旅に出たい! (読後感:3.5) 2021/02/12