内容説明
住み慣れた古家に、7ひきのねこと、楽しく暮らすマリーおばさん。ところがある日、老人の一人暮らしだからと、市役所から専用住宅へ引っ越しさせられてしまいます。さあ、とり残された7ひきのねこたちは、どうなってしまうのでしょう。
著者等紹介
ジェームズ,アン[ジェームズ,アン][James,Ann]
オーストラリアで最も有名なイラストレーターのひとり。ねこや犬や風変わりな人が登場する絵本の挿画を20年近く描いてきた。受賞作も多い。サウスメルボルンにある挿画のギャラリー兼書店、Books Illustratedを友人と共同経営している
クロル,ジェリ[クロル,ジェリ][Kroll,Jeri]
多くの子ども向け絵本のほか、ヤングアダルト、また一般向けの著作もあり、幅広い著述活動を行っている。著作のうちいくつかは、カナダ、韓国、ニュージーランド、米国、英国でも出版されている。サウスオーストラリア州・フリンダーズ大学英文科専任講師
木本栄[キモトサカエ]
イギリスのロンドンに生まれる。ドイツのボン大学卒業後、翻訳家として活躍。ベルリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
円舞曲
13
猫達への愛情がひしひしと・・・2013/05/23
gtn
11
どんな形であれ、別れの時は必ずやってくる。ただ、幸福への道筋をつけてやるのが親の役目であり、その役目が果たせて初めて、親にも幸せが訪れる。2019/11/09
Cinejazz
10
住み慣れた古い家に、7匹の猫と楽しく暮らす<マリーおばさん>。ある日のこと、市役所の職員がやって来て「この家は古くなって一人で住むのは危険です。新しいアパ-トがありますから、そこへ移って下さい。 ただ、猫たちは置いていって下さいね」・・・とり残された7匹の猫たちと<マリ-おばさん>との絆、慈愛の深さと切なさに、静かな共感を覚える絵本です。2023/01/26
庵治
3
ガチで泣きました。猫好きにはたまらない絵本。自分の将来を見ているかのよう。前半は憧れの生活に泣き、後半は離れ離れになってしまった猫達とマリーおばさんの境遇に泣き、もしこのままフランダース状態で終わってしまったらどうしよう…いや離れ離れよりはいいのか?いやいや、コレで良かったよ!とエンディングに泣いた。2011/04/24
まごたく
2
図書館本。2018/07/14