出版社内容情報
紅と了姉弟の、引っ越し先での奇妙な出会い天井裏の空間に突然部屋ができて、4人組が住みついた。時代おくれのおかしな人たちといっしょで、紅たちの混乱した新生活はいったいどうなる…… 小学上級から
内容説明
「あ、あ、あなたがたは、い、いったい、どなたですか」けむりの中からとつぜんあらわれた、へんな四人組。天井うらに住みついて、人間がゆめの世界へつれていかれるのをふせぐため、行動を開始する。柏葉幸子のふしぎシリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sachi
30
柏葉幸子さんのふしぎシリーズを続けて再読。子どもの頃は紅ちゃんと了くんの冒険譚として楽しく読んでいたけれど大人になって読むとまた感じ方が違う。小さい頃に仲良しだった人形や空想の怪獣、色んなものに宿る神様。人間に忘れられた者たちと一緒に夢の根っこを探す姉弟。子どもの頃は魔法も使えると思っていたし、空も飛べるし、動物とも話ができると信じていたなぁ。今でももしかしたら…と少しは思ってますが。私にはまだ夢の根っこがあるみたいです。2015/09/22
がるっち
4
これはしっかりした流れがあった。奇妙な4人組はそれぞれ何かを象徴していた。大人が読んでも納得する物語。うちにも実はいるのだろうか?!2011/09/12
Natsumi
3
図書館
くろねこ
2
今度のファンタジーの主人公は「わすれられたものたち」忘れられても、人間のことを必死に守ろうとするメリーさんたち。 てっきりダムを作るなんてダメ! というところに持っていくのかと思いきや、そんなこともない。最後には恐かった先生の以外な姿にも触れられ……柏葉さんの悪役がいない、それでもおもしろい、だれにでもやさしいファンタジー。やっぱりこの世界が好きなんです。2011/05/30
小夜風
1
【小学校】