出版社内容情報
突如、地下室の壁のむこうに開けた世界。 黒マントの奇妙な男は、アカネとチィおばさんをかかえこんで地下室の壁に向かって走りだした。ぶつかる! と思ったのに、そこにはふしぎな国があった。 小学上級から
内容説明
黒いマントのきみょうな男にかかえられて、地下室のかべをくぐりぬけたアカネとチィおばさん。そこは、地下室のとなりにある世界だった。ふたりは、この世界とむこうの世界が共有する地所の契約をしなおすため、ふしぎな旅をすることになった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sachi
40
突然現れた黒マントに片メガネの男に連れられて、地下室の壁を通り抜けた先はとなりの世界。異世界にやってきたアカネとチィおばさんの冒険。小春日和の国、木の芽時の国、時なし雨の国へ、小人のピポに錬金術師のヒポクラテス、魔法使いのカマドウマとのドタバタ劇。おしいれの中やトンネルの向こう、井戸の底に壁の向こう側…すぐそばに異世界が広がっているかもとドキドキワクワクした気持ちが、本を読むと一瞬で蘇ります。この気持ちはずっと持ち続けていきたいものです。2015/09/21
yuzuriha satoshi
27
やっかいなおばさんの地下室の壁を抜けたら そこはふしぎな四季の国 ヒポクラテスとピポ チィおばさんとアカネなカスミのカルテットは木の芽時の国を目指します 赤いケイトウ色の毛糸が絡めば沼地の魔女もからみこんで……日本のファンタジーの元がいっぱいつまっているお話しです2013/11/14
花林糖
15
(図書館本)アケネとチィおばさんが地下室から不思議な国を旅するお話。チイおばさんが面白くて可愛い。2015/11/05
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
12
おばさんの地下室は異世界な国と繋がっており、アカネとチィおばさんは旅をする。色んな危機がありながらも、なんとか乗り越えていく。不思議なお話だけど、柏葉さんのファンタジーは懐かしい雰囲気で楽しい。2016/04/24
紫綺
11
ほんとに不思議な本でした。和洋折衷、パラレルワールド、二者択一の妙と色々な要素が含まれています。でも私的には1作目の方が良かったな。おばさんの方がわがままで気まぐれな子供みたいな人で、笑えた。2010/11/20
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