出版社内容情報
【内容紹介】
名作の「完全」漫画化
珠玉の短編小説(ベストセラー)に名匠が応えた。本物の物語を待っていた貴方に贈ります。
●鉄道員ぽっぽや
廃線間近のある駅で、鉄道員一筋に生きてきた男の前に現れた少女。
●ラブレター
偽装結婚のため、戸籍を金で貸した男に届いた「妻」からの手紙。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
参政党に入れたヤツはアホです・寺
43
浅田次郎の小説をながやす巧が漫画化。上手い絵だ。1970年代の劇画の流れの絵だろうが、それが時代に洗練された最良のものであろう。浅田次郎の小説は新撰組ものしか読んだ事がなかったが、これは泣ける。『鉄道員』は映画の高倉健みたいではなく、仲代達矢が乃木大将になった様な感じだが、カッコイイ。仕事に殉じた男の一生を慰める小さなファンタジー。『ラブレター』は素敵!。こういう恋愛もあるのだ。きっと白蘭の愛は吾郎のその後の人生の杖になるだろう。自分を暖めてくれる思い出ができると、人間は泣いてしまうのだと思う。2015/06/14
リッツ
21
病院の待ち合いで読んでてヤバかった(TmT)。小説はずっと昔に1度読んだきりなので比べようはないけれど巧みな絵は人物だけでなく大きな自然も背景も気持ちとひとつになってみせてくれました。二編とも良かった。2014/06/16
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