出版社内容情報
【内容紹介】
興行師・カイザーの圧力により、ヨーロッパ社会から孤立してしまった大山倍達に再び闘いの場が与えられた。地下プロレスの帝王・イワノフとの一戦であった。死者さえもでるというそのリングでイワノフを倒した倍達は再び大山空手の普及へと旅立つ。
帰途立ち寄った香港で待ち受けていたのは、敗北という思いもよらない試練だった……・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AICHAN
33
フランス地下プロレス界の帝王とやったのも香港の陳老人とやったのも嘘。ただ、つのだじろうが画を引き受けたこの巻まではそれほど荒唐無稽ではなく、学生時代から40歳代までは完全に信じていた。次巻からは画が影丸譲也に代わり、内容はよく読むとかなり荒唐無稽なものになっていく。それでも若いときの私は必死で信じようとしていた。大山さん、梶原さん、あんた方は本当に罪な人たちだ。まあ、フィクションの漫画として読んでもかなり面白い格闘劇画なんだけどね。2017/09/21
AICHAN
26
再読。フランス地下プロレス界という架空の世界を梶原一騎は創り出した。その帝王イワノフ・ロゴスキーというプロレスラーも当然、架空だ。そのロゴスキーと大山倍達との勝負も嘘。香港の陳老人との勝負も嘘。梶原一騎はよくもまあ、これらの嘘をでっち上げたものだ。大山倍達著の『世界ケンカ旅行』からの引用が多いが、その本は梶原一騎が代筆したのではないか。『空手バカ一代』の読者の中には『世界ケンカ旅行』を読んだ人も多かったろう(私も買って読んだ)。その印税は梶原の懐に入ったのだろう。2025/03/04
山田太郎
26
いちおうなんか最終回っぽいけど、まだ続くのね。人気あったからいやいや続いて人間関係悪くなるんだよな、原作者と作画者が。2016/10/18
AICHAN
25
再読。フランス地下プロレス界の帝王イワノフ・ロゴスキーというプロレスラーの存在は怪しい。そのロゴスキーと大山倍達との勝負も嘘らしい。香港の陳老人も架空。したがって彼との勝負も嘘。2022/12/15
inokori
4
梶原・つのだ版を何度目の再読? ふと『大山倍達正伝』の読みかけを思い出す.2012/01/03