出版社内容情報
【内容紹介】
勇気ある少年、謎の美女、そして永遠に続く時間旅行……。孤独な戦いの果てには何があるのか？
時間とは何か──？生命の秘密とは何か──？
高校生・井台半（いたいばん）の日常は、ある日を境に一変した。科学者の両親が実験の失敗による爆発で事故死してしまう。事故の唯一の生存者である謎の美女・有紀螢（ゆうきけい）は1人ぼっちの半へと接近するのだが……。時を超え、過去から未来へと旅する宿命を背負わされる井台半。その名も、超人間（ミュータント）・ミライザーバン！！永遠の時間の輪の中で、少年は運命と必死に戦い続ける！松本零士が放つ壮大なSF傑作、ついに文庫化！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YamashitaKeiichi
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1976年作。冒頭はここから1000年女王に引き継がれたんだなぁ。もっと前にもあったのかもしれないが。主人公はミライザーバン。過去と未来の自分の一族の記憶を全て持つことになってしまった彼が巨大組織に追われつつ自分の運命と対峙する物語。この作品で面白いのが時間の概念。主人公たちは、時間は一つの輪であり、一番遠い未来とは今過ぎた過去であるという説にたどり着く。その輪の上を永久にたどることしかできないのではないのかと。しかし時間を越えて様々な時代のミライザーバンを見るうちにその仮説の矛盾に気づいていく。
U-G.Kintoki
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999から零士ワールドを辿って行きついた。
てらさか
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たまたま単行本の1巻を読んだので、じゃあ！と思って文庫版も買いました。有紀さんといい仲になるところが微笑ましい。2024/05/19
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- 和書
- 小説新撰組 集英社文庫
