出版社内容情報
【内容紹介】
激闘!!空手対ボクシング
大山空手の名誉をかけた死闘が続く!!
大山倍達は遠藤幸吉と共に屈強なプロレスラーたちを倒し、アメリカ各地を転戦していた。日本人に対する反感は根強く、倍達にはリングの内も外もすべて敵であった。ある日、敗戦により惨めな日々を送る日系人少年と出会った倍達は、彼らに生きる希望を与えるべく、トッド若松に日系人無料招待の慈善試合を提案するが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AICHAN
32
再読。ディック・リーというプロレスラーは存在しない。しかし大山倍達はこのディック・リーと試合して勝ったということを日本の新聞社にアメリカから書き送った。プロレスで真剣勝負はあり得ない。まして契約金を持たない大山のような個人をプロレスラーが相手にするわけがない。大山はアメリカでただプロレスをしただけだ。それも八百長の負け役。アントニオ猪木の格闘技世界一決定戦も八百長である(アリ戦だけは真剣勝負だったかも)。力道山に空手チョップを教えたのは大山ではなく、大山や力道山と同じく在日の中村日出夫という空手家。2022/12/14
AICHAN
29
大山倍達伝説のうちでもっとも有名なひとつであるアメリカ武者修行のほとんどは創作。実際はリングの上でレンガを割ったり自分の手をハンマーで叩かせたりしただけらしい。プロレスラーやボクサーとの勝負伝説は、木村政彦や前田光世(コンデ・コマ)の武勇伝から得た着想だったのかもしれない。ただ、本当のプロレス興行ではなく町の腕自慢相手の真剣勝負をした形跡はあるらしい。2017/09/20
AICHAN
27
再読。アメリカに渡った大山倍達は、ディック・リーというプロレスラーと試合して勝ったと日本の新聞社にアメリカから書き送った。嘘である。後年、それを調べ上げて大山に詰め寄ったジャーナリストがいる。大山は梶原一騎とその弟の真樹日佐夫を同席させてそのジャーナリストをやり込めた。そのころの大山と梶原は、運命共同体のような関係にあったのだろう。2025/03/02
山田太郎
24
実話と思うとしらける気もするが、マンガと思って割り切って読むとおもしろい。おもしろいの意味の取り方がなんではあるけど。トーゴーさんいやなやつかと思ってたけどいいおいちゃんではある、これもどこまでほんとかわからんのだが。2016/09/01
halfpint
2
リキドウ!2013/03/02