出版社内容情報
【内容紹介】
渡る世間はカモばかり
借りた金は必ず返す。返すアテのない金は決して借りない。そんな簡単なことなのに、気づいた時には大借金地獄!金を甘~く見た者の悲しくもおかしい末路がいっぱい。帝国金融が金の怖さ、厳しさを、キッチリ教えます。
帝国金融に入りたての新人営業マン・灰原が見たものは、金を操る人、金に操られる人、という金が物言う本音の世界だった。
「不渡り」「夜逃げ」「追い込み」「差し押さえ」。貸した金はあらゆる手を尽くしてキッチリ回収。法を利用して、人を操り、金から金を生む、それが帝国金融。金が人生を変え、人までを変えていく悲喜劇をコテコテにお見せします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
52
ックオフで全巻大人買いした本。初版がでてからもう25年くらい経ってもこの漫画は色あせずに読み継がれているなー。独特のインパクトのある絵と飛び交う関西弁で読み手はディープな青木ワールドに引き込まれていく。貸金とはなにか、信用や不渡り、手形、破産などを漫画を通じてとても分かってくる。登場人物たちも活き活きと描かれてる。今回は市長選挙に出馬した人間、振り出した手形に裏書きをした人間がこれからどうなっていくかで終わっている。ずいぶん昔に読んでも楽しめる。ブ2016/06/04
読特
44
金融とは、持っている人から必要としている人にお金を融通すること。貸すことで利ザヤを稼ぐ商売だが、払えるときには取り立てはしない。返済が危うくなってから急き立てる。手元資金がなければ、担保を抑え、それもないなら、身ぐるみを剝ぐ。そこに情も涙もない。保証人にはならぬがよい。平和な暮らしが崩される。夜逃げをしてもすぐに捕まる。最後の手段は自己破産。…連載開始は1990年。ネットもなく携帯もない時代。現金決済がまだまだ多かったころのマルクス主義者の社会風刺。失われた35年で累計1600万部。状況は今の方が悪い。2025/03/21
つちのこ
34
つい先日の新聞で著者が取り上げられており、どうしても読みたくなってしまいセット買いした。サラ金や街金は当時の自分には無縁の存在で、この作品を手に取ることもなかったし、社会現象化したローン地獄にはまった人々の困窮を対岸の火事のように見ていた。資本主義を信じず、自民党嫌い、バリバリの左翼思想をもった著者の作品だけに、アクの強さと真実を追求する作風は一本筋が通っている。この作品が世に出て救われた人も多いはずだ。バブルがはじけた1990年代を代表する漫画だと思う。主人公の灰原青年の成長を楽しみに、読み進めたい。2024/06/04
mitei
23
そういう金融関係に関わらない生き方ができたらいいなと思わせる内容だった。2011/01/24
美東
20
「三角関数よりも金融経済を学ぶべきではないか」とマジでお考えのアナタ(あなたのことですよ、アナタ!)におススメです。マンガですさかい、おもしろうて、わかりやすうて、ほんまベンキョウになりまっせ。
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