出版社内容情報
【内容紹介】
琵琶湖に三つ目族の残した財宝が眠っている!?三つ目族の末裔を名乗る男が、保介の超能力に目をつけこの財宝を探させようと企てる。謎の球体から現われた“天人鳥”に導かれ保介と和登さんは、琵琶湖の底に眠る財宝を守り続ける不思議な少年に出会う。この少年の額にはお札が……。深まる謎を保介は説き明かすことができるのか、そして三つ目族の財宝とはいったい……。
手塚さんは、その仕事ではつかまえられないものを、
いつも心のどこかで追い続けて
いたような気がする。保介の持つ異常感覚の描写に迫力があるのも、当然ではなかろうか。――羽仁進(解説より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
20
普段は愚才なのに、あることをきっかけに天才に変わるというストーリーはよくある。だが、作者は天才に変貌した主人公に狂気を加える。「重すぎる小包」の章は、その典型。読者の子供たちには重すぎるテーマだが、その天才を制御する女性を狂言回しとし、緩和する。本作が名作として残る所以。2023/09/16
猫路(ねころ)
15
写楽の狂気的魅力にワクワクしてしまう私のほうが、バンソウコウしたほうがいいね(*^^*)2025/02/01
hibimoriSitaro
2
再読。1998年12月初版。連載5回分の中篇は琵琶湖底に隠された三つ目族の遺構の探検,ほかに短篇がむっつある。「パパがはがすってのはどういうわけ?」と写楽が憤懣を表するのも尤もだ。巻頭6頁に写楽が犬持家に来た因縁がプロローグ的に描いてあるのだが,目次に入ってなくて初出がわかんにゃい。2022/03/27
HIRO1970
1
⭐️⭐️⭐️子供の頃に読みました。2005/10/04
三毛招き
1
どうも、連作短編の手塚は今ひとつあわない。2011/06/20
-
- 和書
- うなぎばか