出版社内容情報
【内容紹介】
綿密な取材と詳細な史料を駆使した不朽の名作!
【慶喜】の時代を“翔(と)んだ男”の全生涯!
天に妖星、地に疫病の安政年間、朝廷を無視する井伊直弼(なおすけ)の新大老就任と主君・斉彬(なりあきら)の急逝により、徳川慶喜公を新将軍にすることが難しくなった吉之助(きちのすけ)が、近衛卿から勤王心厚い水戸・尾張への決起を促す密書を届ける中、勤王の志士への弾圧が激化!
安政5年(1858)、薩摩藩は月照と共に錦江湾に入水して奇蹟的に蘇生した吉之助を幕府の追求を恐れて奄美大島に遠島した。
その間、江戸では安政の大獄により、尊王の士・梅田雲浜(うんぴん)・橋本左内(さない)・頼三樹三郎(らいみきさぶろう)・吉田松陰らが斬首され、その反動は水戸・薩摩藩の過激分子が桜田門外で井伊暗殺を!
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- 和書
- 看取られる私