出版社内容情報
【内容紹介】
原潜、核兵器、国家、戦争、そして……真の平和とは!?激動の20世紀末、人類最大のテーマに挑む!
独立国家「やまと」は、新しい軍事バランスを生みだそうとしていた。
「やまと」は、沖縄沖で米第3艦隊との総力戦に突入した。空母「ミッドウエー」を撃沈。さらに世界最強のイージス艦「鉄の爪(アイアン・クロー)」までも撃破した。
通常魚雷を打ち尽くし、“核”のみを搭載した「やまと」は、日本との同盟締結のため、東京湾をめざした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリスビー
17
「もうすぐ世界も知るだろう。最終兵器を突きつけ合って、初めて国家間の対等な会話が成立するという、この世界の真実を」。最新鋭の世界最強イージス艦を3対1という不利の中沈め、米第3艦隊を全滅させたやまと。通常魚雷を撃ち尽くし残るは核魚雷のみとなったやまとは、友好条約締結のため東京湾へと向かうが……。激しい戦いの後は、浮上しての「戦わずして勝つ」外交という戦いが始まります。日本からの親善大使を艦内に迎え、海江田の目的である「世界的規模の超国家軍隊の創設」へと一歩を踏み出した気がします。2013/06/06
のむ
14
沖縄沖で繰り広げられる戦闘国家「大和」の戦術上で踊らされる日・米・ソの緊張状態を描き出し、日本再占領を狙うアメリカとの首脳会談が決裂する。 米・ソ艦隊の総攻撃に対して、専守防衛に徹する海上自衛隊。 そこで、海江田四郎は、 「やはり 日本は銃をもっていても 撃てぬ国らしい…」 「この地球上に、自分たちより強い力が、存在することを。教えてやる!!」と、戦闘を始める。2013/06/01
HIRO1970
11
⭐️⭐️⭐️昔、読みました。2006/12/17
Tomoichi
10
こんな骨のある政治家はいるのかな?2024/07/21
モルテン
8
日・米・ソと「やまと」が戦った沖縄沖戦は炎に包まれて終わり、物語の主舞台は日米首脳会談と国連安保理緊急会議へ。アメリカと決裂した日本の生きる道は国連だけとなった。一方で、「やまと」の、海江田の目的が明かされる。今だったら中国が黙っておらず、米・中・露と日本の駆け引きが想定されるところ、この漫画は米(+ソ)と日本の対立にとどまっているのが時代を感じさせる。あと、巻末の解説をふむふむと読んでたら思い切りネタバレしてた。ショック。2025/01/10
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