出版社内容情報
【内容紹介】
人類最大の敵、その真の正体とは――?人類と世界の救済を望んでいたはずの飛鳥了(あすかりょう)が突如、不動明(ふどうあきら)の敵にまわった……!マスコミをつかい、「不動明は人類の敵、悪魔(デーモン)だ!!」と了が発言したことにより、明は人間たちに追いつめられてしまう。了は一体何故、人類を見捨てたのか?そして何故、親友を裏切ったのか?次第に明らかになる、飛鳥了の恐るべき秘密とは何なのか!?『デビルマン』ついに完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズル
23
遂に最終巻。すべてが失われてしまったけれど、ラストの静けさが美しいです。2015/12/19
わむう
17
10年ぶりくらいに再読。1巻を読み始めたら、最終巻まで一気読みしてしまいました。2021/08/11
S.Mori
14
名作です。単純な善悪の闘いではなく、デーモンの策略により、人間の心の中に潜んでいる悪の部分が浮かび上がってくるところに真実味があります。悪役のサタンが美しく魅力的に描かれるところも素晴らしいです。ここに描かれているようにこの宇宙に存在するものは、簡単に善の側悪の側と分類できないものなのでしょう。グロテスクで残酷な場面が多いですが、黙示録的な世界では、そのようなことが起こりうる気がしました。結末のサタンの言葉には、感動せずにはいられません。力を持つ者ほど、謙虚にならなければならないのです。2019/09/16
Riopapa
11
完結編。人間の醜さとサタンの美しさ。2017/10/06
yk
9
前回読んだときは衝撃すぎてちゃんと読めていなかったのかもです。ラストシーンもすごいけど、魔女狩りをする人間の醜いことよ。何が善で何が悪なのか。最近の風潮が薄っぺらく感じていたのが少しわかった気がする。みんな読んだほうがいい作品ですね。2023/11/09