出版社内容情報
【内容紹介】
夏子は、まぼろしの米、龍錦を育てて、日本一の吟醸酒を造ろうと決心する。だが、兄の遺志を継ぎたいという気持ちだけでは、米も酒も造れないことも痛烈に思い知る。夏子にあるのは、夢と情熱とやる気だけだ!作物は人間が育てるんじゃない。水と土とおてんと様に育ててもらうんだ、という言葉通りに龍錦を育てたいと思うが、現実は厳しい。初めて持った鍬で、体はボロボロだが、夏子のがんばりは芽吹きをみせる!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
森林・米・畑
9
酒造りの奥の深さを改めて実感。 幻の米を育て、幻の吟醸酒造りを目指す。まだまだ前途多難でハラハラです。2019/10/04
しゅわ
5
むか~し、日本酒の勉強をした頃に買った本…本当にひさびさに本棚の奥から出してきて一気読み中です。まぼろしの米・龍錦の種籾を託された夏子は、慣れない米作りを始めるが、周囲の無理解と農業の限界に苦悩します。あれだけがんばってひとりで耕した田んぼを、機械であっというまに…というシーンは、いろいろ象徴していてつらいですね。2013/06/16
えみ
3
夏子のひたむきさ、芯が強さに尊敬します。2010/09/12
阿輸迦
2
亀の尾を使った日本酒、飲んだことないな。2017/08/17
Ayumi Shimojoh
2
それにつけても佐伯酒造のモデル、「新潟県三島郡・久須美酒造」本当に訪ねてみたい!美しい背景!せめて本物の幻の米「亀の尾」の酒飲んでみたい!さて農業編に突入する(2)から急に夏子パパが裏主人公かと思える。昔読んでいた時にはガンコ親父風にしか思えなかったが、夏子&じっちゃんをとってもサポートしているよね、、、話す相手によって茶の間、玄関、事務所と家の場所が違うし。いちいち細かいところの古くささがリアルだ。冴子おやじの農家のへりくだった感じや、桃娘作っている地元巨大酒造の黒岩おやじも登場し、おっさんたちがリアル2016/07/24




