出版社内容情報
根底にあるのは「見捨てられることへの不安」と「ありのままの自分を愛せない自己不信」。問題の背景から克服法、対処法を徹底解説!ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【その生きづらさ、パーソナリティ障害では?】
パーソナリティとは、その人らしさのこと。それが障害されるとはどのような状態なのでしょうか。
パーソナリティ障害は、思春期から問題が表にでてきます。ものの考え方や行動のパターンが著しく偏ってしまい、対人関係がうまくいかずトラブルを起こすため、近年、発達障害との合併症や誤診といったことが問題視されています。
さらに本人に病識のないことから周囲が巻き込まれやすく、その対応に負担に感じている家族も少なくありません。摂食障害や人や物への依存などの問題行動、引きこもりなどの背景にパーソナリティ障害が隠れているケースもあると言われています。
本書ではとくに患者数が多い「境界性」と「自己愛性」の2つのタイプを中心に障害の特徴、背景から自分自身で治すためにできること、家族や周囲の正しい対応法まで解説します。本人だけでなく、家族や職場など周囲の人に役立つ一冊です。
*パーソナリティ障害とは
・パーソナリティに著しくかたよりがあり、対人関係がうまくいかず問題が起こる状態
・自閉スペクトラム症などの発達障害が隠れている場合もある
*境界性パーソナリティ障害の特徴
・根底に「自分は見捨てられた子」という強い思い込み(幻想)がある
・よい子と悪い子、両極端の自分がいる。周囲に対しても態度が激変する
・過食、親への暴力、人や物への依存などの問題行動で、周囲を巻き込む
*自己愛性パーソナリティ障害の特徴
・「理想化した万能の自分」しか愛せない。等身大の自分がない。
・健全な自己愛が育っていない。失敗や挫折に弱く、うつや引きこもりに
・目に見える結果がすべて。他人の評価を過度に気にして批判されるとキレる
【本書の内容構成】
第1章 パーソナリティ障害について知る
第2章 パーソナリティ障害の要因はなにか
第3章 境界性パーソナリティ障害――「私を見捨てないで」
第4章 自己愛性パーソナリティ障害――「私をもっと賞賛して」
第5章 治すために必要なことがある
市橋 秀夫[イチハシ ヒデオ]
監修
内容説明
その生きづらさ、パーソナリティ障害では?「境界性」と「自己愛性」を中心に障害の特徴、背景から治すためにできること、家族や周囲の正しい対応法まで。
目次
1 パーソナリティ障害について知る(パーソナリティとは?―考え方や行動パターン全体のこと;パーソナリティ障害とは―対人関係がうまくいかず、問題が起こる ほか)
2 パーソナリティ障害の要因はなにか(心が育つまで1―家庭で最初の人間関係を学ぶ;心が育つまで2―失敗や挫折が心を強くする ほか)
3 境界性パーソナリティ障害―「私を見捨てないで」(境界性パーソナリティ障害とは―四つの大きな特徴が問題行動に結びつく;特徴1―見捨てられ不安が強く、孤独を恐れる ほか)
4 自己愛性パーソナリティ障害―「私をもっと賞賛して」(自己愛性パーソナリティ障害とは―三つの大きな特徴が生きづらさに結びつく;特徴1―強い自尊心の陰に弱い自分が隠れている ほか)
5 治すために必要なことがある(決心する―「治りたい」ではなく「治したい」がスタート;目標をもつ―心のコントロール法を学び、自分を取り戻す ほか)
著者等紹介
市橋秀夫[イチハシヒデオ]
東京医科歯科大学医学部卒業、医学博士。精神保健指定医。都立松沢病院、東京都精神医学研究所兼務研究員、都立墨東病院神経科医長、福島大学障害児病理教授などを歴任。一貫して臨床実践と臨床研究に携わる。とくにパーソナリティ障害の治療では実績を上げている。日本精神病理学会評議員、外来精神医療学会理事、精神科治療学編集顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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