出版社内容情報
人前に出るのが怖い、他人からの評価が心配でたまらない……。性格と誤解されやすい心の病。不安や恐怖の背景と最新治療を徹底解説!ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【恐怖を生み出す元となる不安をなくすには】
社交不安症は従来「社会不安障害」「対人恐怖症」と呼ばれていた心の病です。人前に出るのが怖く、社交的な場で他人と交流するときにたいへん緊張します。他人がいる場にいるだけで苦痛に感じるほどになり、外に出ることができず、社会生活にも日常生活にも支障をきたしてきます。周囲からは「あがり症は性格の問題」などと、苦痛が理解されない傾向がありますが、治療をすれば治る病気なのです。
本書では、複雑な心の背景をわかりやすく図解。社交不安症を理解するための基礎知識をはじめ、改良され効果が高まった認知行動療法、さらに今話題になっているマインドフルネスについても紹介。不安に負けない心を育てるために役立つ一冊。
【強い不安から、心と体にさまざまな変化が起こる】
*人前で話すのが非常につらい(スピーチ恐怖)
*オフィスで電話に出られない(電話恐怖)
*人と一緒に食べるのが苦痛(会食恐怖)
*汗が気になってしかたがない(発汗恐怖)
*おなかの音が鳴るのが心配(腹鳴恐怖)
*人が近くにいると排尿できない(排尿恐怖)
*自分の臭いが気になって仕方がない(自己臭恐怖)
【本書の内容構成】
第1章 不安や恐怖がさまざまな症状として現れる
第2章 社交不安症を理解するための基礎知識
第3章 医療機関でおこなう治療法を知っておこう
第4章 考え方や生活のしかたを少しずつ変えていく
第5章 マインドフルネスで心を開放する
第1章 不安や恐怖がさまざまな症状として現れる
第2章 社交不安症を理解するための基礎知識
第3章 医療機関でおこなう治療法を知っておこう
第4章 考え方や生活のしかたを少しずつ変えていく
第5章 マインドフルネスで心を開放する
貝谷 久宣[カイヤ ヒサノブ]
監修
内容説明
人と接するのが怖い、視線が気になる…恐怖を生み出す元となる不安をなくすには。病気の正体から最新治療法までを徹底解説!ひと目でわかるイラスト図解。
目次
1 不安や恐怖がさまざまな症状として現れる(心配しすぎる―他人からの評価が心配でたまらない;考えすぎる―悪い結果ばかりを考え、行動を制限する ほか)
2 社交不安症を理解するための基礎知識(背景―「よるべない感じ」が心の底にかくれている;要因1―人前での失敗がきっかけになりやすい ほか)
3 医療機関でおこなう治療法を知っておこう(治療の進め方―認知行動療法を中心に薬物療法を併用;認知行動療法とは―ものごとを多方向から見るトレーニング ほか)
4 考え方や生活のしかたを少しずつ変えていく(認知を変える―考えや感情を書き出すことから始めよう;ひとりで行動する―ちょっとだけ勇気のいることにチャレンジ ほか)
5 マインドフルネスで心を開放する(マインドフルネスとは―「今」「ここ」に集中する心のありよう;やってみよう1―ゆっくり、深い呼吸を身につける ほか)
著者等紹介
貝谷久宣[カイヤヒサノブ]
1943年、名古屋市生まれ。医療法人和楽会理事長。名古屋市立大学医学部卒。ミュンヘンのマックス・プランク精神医学研究所に留学。岐阜大学医学部助教授、自衛隊中央病院神経科部長を経て、93年、なごやメンタルクリニック開院。97年、赤坂クリニック理事長となる。医学博士。パニック症、不安症群の第一人者。薬物療法のほか、認知行動療法、マインドフルネスで治療効果をあげている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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