出版社内容情報
小松 康宏[コマツ ヤスヒロ]
監修
内容説明
腎臓は知らないうちに弱っていく。症状がなくても油断は禁物。生活習慣の改善から薬物療法の進め方、透析の実際まで徹底解説!
目次
1 見逃さないで!腎臓からの危険信号(腎臓のしくみと働き―血液・尿・ホルモンにかかわる重要な臓器;症状でチェック―腎臓はがまん強い。病気になっても自覚症状は現れにくい ほか)
2 なにが起きている?どうすればいい?(腎臓病のとらえ方―腎臓も老いる。「機能低下=病気」ではない;腎臓病のとらえ方―腎臓病は「急性」と「慢性」に大別される ほか)
3 腎臓を長持ちさせる食事療法・運動療法(食事療法の基本―食事は重要。ただし「自己流のやりすぎ」は危険;すべての段階で必要なこと―食事のエネルギー量は状態に合わせて調整する ほか)
4 薬物療法で腎臓の働きを守る(薬を使いながら治す―特効薬はない。状態に合わせ複数の薬を使う;治療薬の種類―もとになる病気の治療薬は使い続ける ほか)
5 それでも進んでしまった人のために(ひどくなったら―腎臓の働きをほかの手段で肩代わりする;透析開始後の生活―たんぱく質制限はやわらぐ。活動の制限もない ほか)
著者等紹介
小松康宏[コマツヤスヒロ]
1984年、千葉大学医学部卒業。聖路加国際病院副院長・腎臓内科部長。千葉大学医学部臨床教授。北里大学医学部客員教授(生理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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或るエクレア
5
腎臓は沈黙の臓器だが一度壊れるともう治らない。最近は自宅で血液透析ができるようになってきているらしい(驚)が、これ大丈夫なのか。また壊れる前でも厳しい食事制限があるのでやはり恐ろしい。悪くなっていく段階ではクレアチニン値を元に「あと○年ちますね~」などとかカウントダウンしつつ治療するらしく(よくなっても下り坂の傾斜が緩くなる程度)これも怖い。結論怖い2018/05/11
だにえる
1
腎臓の働き具合を示す数字はGFR 実測も可能だが、クレアチニン値から計算する推算GFRを用いる。 40歳未満では60<、 70歳以上は40<、 GFRと尿タンパク、尿潜血をあわせて判断。 糖尿病、高血圧は腎臓病のリスク因子。 糖尿病の人は尿中微量アルブミンを定期検査。 進行したら、蛋白質、カリウム、リンの取り方に注意。 血液透析を始めたら、水分、塩分の制限が厳しくなる。2018/04/15