出版社内容情報
症状だけでがんの存在や進行度はわからない。確実に治し、治療後の負担がより少ない方法とは?納得いく治療方針を決めるための決定版ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【胃がんのすべてがわかる!納得いく治療法を決めるための決定版】
胃がんはごく早期なら適切な治療で100%治るといわれています。
一方、わずかな期間に転移し、進行していくタイプもあります。
早期胃がんでも進行胃がんでも、がんを告知された人の気持ちや戸惑いは同じです。
患者さんが正しい知識を得ることは、積極的な治療に挑むためには不可欠です。
本書ではイラストや図版を多用し、正しい知識をわかりやすく解説します。
患者さんご本人だけでなく、大切なご家族が胃がんと診断されたときの不安や疑問に応える一冊です。
【本書の内容構成】
第1章 胃がんをよく知ることから始めよう
第2章 治療の中心は手術による胃の切除
第3章 手術以外の治療をするとき
第4章 胃の状態に合わせた食事をする
第5章 術後を快適に過ごすには
【本書の主なポイント】
*原因はいろいろあるが、ピロリ菌の影響が大きい
*早期がんと進行がん、違いはがんの深さ
*スキルス胃がんはなぜ治療が難しい?
*最も多くおこなわれる治療法は胃の3分の2以上と一部のリンパ節を取る「定型手術」
*転移の危険性が低いときは「機能温存術」の選択も
*ごく早期なら内視鏡でがんを取れる
*体への負担が少ない「腹腔鏡手術」の長所と短所
*がん細胞だけを狙い撃ちする分子標的薬
*手術後の食生活の変化と食べ方のポイント
佐野 武[サノ タケシ]
監修
内容説明
胃がんのすべてがわかる!再発を防ぎ、確実に治す方法は?納得いく治療法を決めるための決定版!
目次
1 胃がんをよく知ることから始めよう(症状―胃の不調で受診してみつかるケースが多い;検査―胃カメラで胃の中を調べるのが基本 ほか)
2 治療の中心は手術による胃の切除(治療方針1―手術でがんを取り除くことが第一;治療方針2―進みぐあいを判定し、今後の方針を決定 ほか)
3 手術以外の治療をするとき(目的1―術前・術後に補助的に抗がん剤を使う;目的2―手術ができないときは化学療法を選択 ほか)
4 胃の状態に合わせた食事をする(胃切除の後遺症―切除後は食生活に少なからず影響が出る;食生活の変化―一度にたくさん食べると不調のもと ほか)
5 手術後を快適にすごすには(社会復帰―自分のペースでOK。無理は禁物;治療後の通院―定期的な診察は五年を目安に続ける ほか)
著者等紹介
佐野武[サノタケシ]
がん研有明病院副院長。同消化器センター長。1980年東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院第一外科、静岡県焼津市立総合病院などを経て、93年より国立がんセンター中央病院外科、96年より同医長、2007年より同部長。08年より現職。日本胃癌学会理事、国際胃癌学会事務局長。英国外科医師会「D2胃切除講座」講師。自らを「スポークスマン」と任じ、世界各国に胃がんの手術を指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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