出版社内容情報
顎関節症に新事実。痛みの原因は上下の歯のかみ合わせ癖、TCHだった! 正しくセルフコントロールができればたった1ヵ月で改善へひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【顎関節症が治らない最大の原因は、上下の歯を接触するクセ「TCH」】
「噛み合わせが悪いから顎関節症になる」という考え方はもはや過去のもの。
最大の原因は、あごの関節や筋肉に負担をかける「TCH」という歯の接触グセだった!
患者さんの8割にそのクセがある。
本書は、自分でわかるTCHの見つけ方から、
“気づいて離す”TCHのコントロール法までを徹底解説。
コツをつかんで毎日取り組めば3ヵ月で治る!
《まえがきより》
過去、半世紀以上にわたって、「顎関節症はかみ合わせの悪さが原因」と考えられてきました。この考え方に沿って、多くの医療機関ではマウスピースを処方したり、歯の表面を削ったり、ときには手術をすすめたりします。しかし、そうした「治療」が、じつは「治らない、それどころか悪化してしまう患者さん」をつくりだしてきたといっても過言ではありません。
顎関節症の8割近くは、本書でお話しすることを実践していけば治ります。ただし、そのためには患者さん自身の発想の転換も必要です。「治してもらう」という受け身の姿勢から、「自分で治す」という積極的な姿勢に気持ちを切り替えて、セルフケアに取り組んでみてください。
??木野孔司
《本書の構成》
第1章 かみ合わせを直しても治らない
第2章 最大の原因はTCH?歯の接触グセ―
第3章 始めてみよう!TCHコントロール
第4章 TCHをまねきやすい生活を見直す
第5章 さらによくする!リハビリ&その他の治療法
《第1章 かみ合わせを直しても治らない》
【代表的な症状】1/口を大きく開けられない 2/あごのまわりが痛い 3/口を開けるとあごが鳴る
【顎関節症とは】二人に一人が経験するありふれた病気
【なぜ治らない?】1/不適切な治療が再発・悪化をまねく 2/マウスピース(スプリント)を使いすぎている 3/かみ合わせ調整が悪循環のきっかけに
《第2章 最大の原因はTCH?歯の接触グセ―》
【顎関節症のしくみ】あごのつくりとしくみを知っておこう
【診断のしかた】1/似た症状を示すほかの病気と区別する 2/顎関節症には4つのタイプがある
【顎関節症の要因】1/要因の重なりが顎関節症をまねく 2/患者さんの多くがかかえているTCH
【TCHの見つけ方】口を閉じて歯の位置を確かめてみる
【TCHの問題】1/一日合計20分以上の接触は大きな負担になる 2/口の中のあらゆるトラブルに関係する
《第3章 始めてみよう!TCHコントロール》
【治療方針】1/顎関節症の大半はセルフケアで改善する 2/自分の「TCHリスク」を把握しておこう 3/3つのステップでTCHコントロール
【ステップ】★1触れているだけで起こる変化を確認 ★2貼り紙をして目にするたびに脱力 ★3歯の接触に気づいて離せる
【効果を高める貼り紙アイデア】
《第4章 TCHをまねきやすい生活を見直す》
【TCHと生活習慣】
【作業中の注意】
【姿勢の改善】
【ストレス対策】
【食事の注意】
【睡眠対策】
【スポーツ・音楽】
《第5章 さらによくする!リハビリ&その他の治療法》
【症状が強いとき】痛みが強い間は無理せず安静に
【リハビリのすすめ】少し痛むくらいまで動かすのが効果的
【リハビリのやり方】1/口を大きく開けるようにする 2/筋負荷訓練で耐久力を上げる 3/症状がやわらいだら「ガムかみ」を
【その他の治療法】1/薬物療法、スプリント療法は一時的なもの 2/まれだが手術がおこなわれることも 3/かみ合わせ調整・歯列矯正は慎重に
【TCH是正療法ができる医療機関】
木野 孔司[キノ コウジ]
監修
内容説明
ひと目でわかるイラスト図解。患者さんの8割にそのクセがある!!最大の原因は上下の歯を接触するクセ「TCH」。コツをつかんで毎日取り組めば3ヵ月で治る!気づいて離すTCHのコントロール法を徹底図解。
目次
1 かみ合わせを直しても治らない(代表的な症状1―口を大きく開けられない;代表的な症状2―あごのまわりが痛い ほか)
2 最大の要因はTCH―歯の接触グセ(顎関節のしくみ―あごのつくりとしくみを知っておこう;診断のしかた1―似た症状を示すほかの病気と区別する ほか)
3 始めてみよう!TCHコントロール(治療方針1―顎関節症の大半はセルフケアで改善する;治療方針2―自分の「TCHリスク」を把握しておこう ほか)
4 TCHをまねきやすい生活を見直す(TCHと生活習慣―一生懸命なときほど起きやすい;作業中の注意―長時間の作業は意識的に休みを入れる ほか)
5 さらによくする!リハビリ&その他の治療法(症状が強いとき―痛みが強い間は無理せず安静に;リハビリのすすめ―少し痛むくらいまで動かすのが効果的 ほか)
著者等紹介
木野孔司[キノコウジ]
1976年、東京医科歯科大学歯学部卒業。東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第一講座助手を経て、2000年より同大学歯学部附属病院顎関節治療部部長(准教授)。現在、日本顎関節学会専門医、指導医、理事。日本心身医学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Kaelu Haruki
篠田@書店員復帰を目指し中!
あき
tsunehisa