出版社内容情報
親からひどい仕打ちをされた。暴力を受けた。そんなトラウマ「育ちの傷」を癒やす方法を、自身も被害者だった女性研究者が徹底解説!トラウマを乗り越え、博士号まで取得した女性による書き下ろし。
NHKなど各メディアでも話題となった、「親から受けた心の傷」を癒やす
確かな方法がここに!
親から不適切な養育(愛情の薄い子育て、厳しすぎる“しつけ”や、暴力、性的虐待なども含む)を受けて育つと、体が傷つくだけでなく、心にもトラウマが残ります。
そのトラウマ(著者は「育ちの傷」と呼んでいます)は、まるで呪いのように、生涯にわたって被害者を苦しめ続け、社会生活を難しくします。著者もそのひとりで、
●そもそも生きているのがつらい
●なぜか暴力的なパートナーを選んでしまう。
●逆に、パートナーや自分の子どもを虐待してしまう
●感情が安定しない
などの“症状”に苦しんできましたが、最初は我流で、後に大学院で心理学を研究、育ちの傷を癒やすプログラム「SEP(Self-Esteem Program:自尊感情回復プログラム)」を開発し、多くの人を支援してきました。
SEPは認知行動療法などをベースとしたプログラムで、確実に効果が出ると科学的に証明されています。本書はそのプログラムを実践的なかたちで活字にした、初めての書籍です。
【第1章】親に人生を壊された人たち
【第2章】何が「育ちの傷」を生み出すか
【第3章】なぜ、うまく生きられないのか
【第4章】生き方はかならず変えられる
【第5章】壊れた心を再生する
藤木 美奈子[フジキ ミナコ]
著・文・その他
内容説明
どんな家に生まれようと、人は生まれ変われる―不適切な養育によってもたらされたトラウマ=「育ちの傷」は、必ず回復させられます。傷ついた心を癒やし人生を好転させる方法が、この本のなかにきっと見つかります。
目次
第1章 親に人生を壊された人たち(DVに遭いつづけるNさん;再婚相手はまたもDV夫 ほか)
第2章 何が「育ちの傷」を生み出すか(子がいても親になれない大人たち;家族に傷つけられる人の割合 ほか)
第3章 なぜ、うまく生きられないのか(やっと見つけた回復プログラム;自分の心がわからない ほか)
第4章 生き方はかならず変えられる(刑務所がえりのSさん;「やり直したい」を待つ ほか)
第5章 壊れた心を再生する(SEPの構成と進行;回復のためになにを学ぶべきか ほか)
著者等紹介
藤木美奈子[フジキミナコ]
大阪市生まれ。一般社団法人WANA関西代表理事、元龍谷大学准教授。貧困家庭に生まれ、虐待やパートナーからのDVを経験する。女子刑務所刑務官、会社経営などを経て、2008年に大阪市立大学大学院で博士号(創造都市)を取得。現在は家族暴力の当事者を支援する独自の自尊感情回復プログラム「SEP」を、WANA関西(1995年創立)、児童相談所、福祉施設などで展開。さらに全国で講演や研修活動を行い、その支援活動歴は20年におよぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
caramel
がんもどき
ひろか
虹
-
- 和書
- 企業買収防衛戦略 〈2〉