こころライブラリー<br> 慢性うつ病からの離脱と森田療法―回復のプロセスと新しい生き方

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こころライブラリー
慢性うつ病からの離脱と森田療法―回復のプロセスと新しい生き方

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062597104
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0311

出版社内容情報

薬が効かず、慢性化するうつ病が増えている。本書では現代うつ病がもつ問題点を明確にし、森田療法による治療手順を具体的に解説。現代はうつ病の時代といわれている。”新型うつ病”に代表されるように、病態は多様化し、そして慢性化している。このように薬が効かない、治らない、慢性化して深刻な状態になってしまうのは、なぜか。
 一般的なうつ病の治療法は、西洋の精神医学からもたらされた科学的手法によるものである。原因を想定し、そこに介入するという観点から薬物療法、そして世界的にも標準的となった精神療法である認知行動療法などがあるが、決して万能でなく、また成功しているとは言い難い。そこでクローズアップされるのが森田療法である。
 本書では、現代うつ病がもつ問題点を明確にし、森田療法からみたうつ病の慢性化を分析する。また豊富な症例から森田療法による治療の介入方法を具体的に解説する。すでに薬物療法をおこなっていてもよくならない、休職をなんども繰り返す、長い間引きこもっている、家族もうつ状態になっている……といった慢性化したうつ病で悩む本人・家族の助けとなる一冊。

【本書の内容構成】
プロローグ「 抑うつ」を嫌う現代社会
第一章 自然療法としての森田療法  
第二章 自然論に基づく治療法の原則
第三章 自然論からみた現代のうつ病
第四章 生き方の行きづまりとしての慢性抑うつ
第五章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(1)――内因性うつ病、双極性型の場合
第六章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(2)――神経症性うつ病
エピローグ 二人の作家の回復ストーリーから

プロローグ “抑うつ”を嫌う現代社会
第一章 自然療法としての森田療法  
第二章 自然論に基づく治療法の原則
第三章 自然論から見た現代のうつ病
第四章 生き方の行きづまりとしての慢性抑うつ
第五章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(1)――内因性うつ病、双極2型の場合
第六章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(2)――神経症性うつ病の場合
エピローグ 二人の作家の回復ストーリーから


北西 憲二[キタニシ ケンジ]
著・文・その他

内容説明

長引くうつ病への解決の糸口が見える!うつ病には“人生の再生”という重要な役割がある。苦悩を引き起こすものとは?とらわれから抜けるためには?「あるがまま」に生きるとは?森田療法で導く新しい生き方への提案。

目次

プロローグ “抑うつ”を嫌う現代社会
第1章 自然療法としての森田療法
第2章 自然論に基づく治療法の原則
第3章 自然論から見た現代のうつ病
第4章 生き方の行きづまりとしての慢性抑うつ
第5章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(1)内因性うつ病、双極2型の場合
第6章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(2)神経症性うつ病の場合
エピローグ 二人の作家の回復ストーリーから

著者等紹介

北西憲二[キタニシケンジ]
1946年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。森田療法の創始者、森田正馬が初代教授である同大学精神医学教室に学ぶ。72~74年、スイス・バーゼル大学精神科・うつ病研究部門に留学。79~95年、慈恵医大第三病院にて、森田療法の実践と研究に従事。現在は森田療法研究所所長・北西クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayoA

1
流動し変化する一個の「自然物」として人間を理解し、うつ病はその生き方の行き詰まりで、回復には生き方の転換が必要だという森田の思想は、現在のマニュアル化されたうつ病治療を痛烈に批判している。自分の限界や人生の無常を知り、あるがままの自分を受容し、揺れながらも素直な欲望に沿って生きていく…そんな自然な回復を支援する森田療法は素晴らしいと思う2023/09/28

Asakura Arata

1
内容は結構難しかった。じたばたしないことだな。自分の臨床で無意識にやっていることだな。2013/02/21

くま

1
非常に分かりやすい。症状の除去というより、生き方を問うている。行き詰まった生き方から、いかにその時々に合った生き方に転換できるか。うつ病というより、もっと広い範囲に応用できると思います。2013/06/14

yoshi

1
多少カタいが、双極性Ⅱ型を含め、森田療法の考え方、アプローチがよくわかる。取り除こうとせず、気分の揺れをそのまま受け止める、持ちこたえる。とらわれ(悪循環)の構図を意識する。肥大した自己意識の逆三角形の反自然的な生き方の行き詰まりを理解し、もっともっとを諦める。気分、思い通りの現実、他人の評価など、できないことと、目の前の行動など、できることを分けて、できることに集中し、自然な回復力を引き出す。2013/02/18

みっとん

0
2017/10/29

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