健康ライブラリースペシャル 睡眠障害のなぞを解く―「眠りのしくみ」から「眠るスキル」まで

櫻井 武【著】

講談社（2015/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 142p／高さ 21cm
• 商品コード 9784062596930
• NDC分類 493.7
• Cコード C2347

出版社内容情報

「眠れない」のは、脳にある「睡眠や覚醒のしくみ」に起こった不調が原因。睡眠障害を知れば、よい睡眠を取るコツもわかります。なぜ眠れない？　なぜ起きていられない？
「睡眠障害のしくみ」がわかれば、
「本当によい睡眠」を取り戻せます

《「眠りのスキル」を上げるための正しい知識、知っていますか？》
「きちんと睡眠をとらないと、明日にさしつかえる」
「8時間寝ないと健康に悪い」
「早く起きなければいけないから、早めに寝よう」
「寝るのが遅くなったから、明日の朝は遅くまで寝よう」
　　――こんなふうに思っている人は、睡眠障害を悪化させてしまうかも！？

《本書で取り上げた「睡眠障害のしくみ」》
・不眠症は「覚醒のしくみ」の働きすぎでおこる
・体内時計が狂うと「概日リズム障害」になる
・過眠症では「覚醒のしくみ」の働きがわるくなる
・夢中遊行症を引き起こす「部分的覚醒」
・夢を行動に移してしまうのは「筋弛緩」システムの不調

〈本書の内容〉
第1章　睡眠障害とは？
第2章　不眠症のしくみ
第3章　過眠症のしくみ
第4章　睡眠時随伴症のしくみ
第5章　睡眠障害と関連する病気
第6章　本当に「よい睡眠」を取るには？

櫻井 武［サクライ タケシ］
著・文・その他

内容説明

「眠るスキル」を上げるための正しい知識、知っていますか？睡眠障害のしくみがわかれば、「本当によい睡眠」を取り戻せます。

目次

第１章　睡眠障害とは？
第２章　不眠症のしくみ
第３章　過眠症のしくみ
第４章　睡眠時随伴症のしくみ
第５章　睡眠障害と関連する病気
第６章　本当に「よい睡眠」をとるには？

著者等紹介

櫻井武［サクライタケシ］
１９６４年東京生まれ。筑波大学大学院医学研究科修了。筑波大学基礎医学系講師・助教授、テキサス大学ハワード・ヒューズ医学研究所研究員、筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授などを経て、金沢大学医薬保健研究域医学系教授。医師、医学博士。日本睡眠学会理事も務める。１９９８年、覚醒を制御する神経ペプチド「オレキシン」を発見。睡眠・覚醒機構や摂食行動の制御機構、情動の制御機構の解明をめざして研究を行っている。第１１回つくば奨励賞、第１４回安藤百福賞大賞、第６５回中日文化賞、平成２５年度文部科学大臣表彰科学技術賞（研究部門）受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Aquarius]

思っていた以上に専門的な本でした。睡眠は○時間以上！とか２２時～２６時が睡眠のゴールデンタイムでお肌によいとかは根拠なしか。大事なのは個人が適性な睡眠(レムとノンレム)を取れているか。眠れないって辛いんだよね～まっ私は寝ていると憑りつかれたように唸ります(笑)３歳ぐらいからの奇行でかなり迷惑な特殊能力です。これがまたハイトーンで息の続く限り唸る。長年の夢叶い今度、検査入院してきます＼(^o^)／ 事前勉強にはあまり…。治ったらいいんだけどなあ。

2015/08/31

[コージー]

★★★☆☆睡眠障害のしくみを知る、また、眠るスキルを上げるための本。おもに睡眠障害の種類、治療法、睡眠に関する俗説と解説、快眠の方法など書かれている。不眠症かもしれない、と不安に思われた方にはおススメの本。図解やイラストもあり、とても読みやすいと思います。【印象的な言葉】①日本人の5人に1人は睡眠に何らかの悩みをかかえているとされています。②60歳以上で、6時間以上眠れる人はまれと言ってもよいくらいです。③床の中で過ごす時間は8時間まで（50歳以上では7時間まで）に制限する（必要以上に長く寝ようとしない）

2019/12/28

[いちろく]

体内時計の25時間説やゴールデンタイムに根拠がない等、知らなかった事、誤解していた事もあり、私の中の睡眠に関する知識の修正、情報の更新に役立ちました。最初の睡眠導入時にノンレム睡眠をシッカリとる事、とれる環境作りが大切と再認識。気持ちが睡眠に大きな影響を与えるという内容は納得。私自身、眠れないなら眠れない時間を楽しめばいい、と気持ちを切り替えてから眠れる様になったのだから、ホント不思議。

2015/09/19

[yohiiiidayo]

睡眠に悩んでいるので。体内時計の25時間、睡眠は10時～2時はゴールデンタイム、などよく見るこれらには科学的根拠がない、とのこと。しっかり寝ないとだめ、ではなく、満足できるように寝ることが大事なのですね。何事も気にし過ぎはだめ。

2017/04/29

[tokkun1002]

2015年。僕は、長い間、2-3時間で暮らしていた。ある時、狭心症の様な症状で弱り、血圧の薬の服用と3-4.5時間への変更をした。血圧の薬をサボり出した頃、過度のストレスが重なり遂に脳出血で倒れた。ストレスの一つが睡眠問題。この本でいう不眠症、過眠症睡眠時随伴症ではない様だ。因みに現在は5-6時間に変更。付け加えるなら取り入れているのはゴールデンタイム。少しイイ感じ。

2020/04/05