健康ライブラリースペシャル<br> 認知症の人の不可解な行動がわかる本

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健康ライブラリースペシャル
認知症の人の不可解な行動がわかる本

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  • サイズ B5判/ページ数 102p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062596909
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C2311

出版社内容情報

万引き、集癖、異食、暴力……ありえない行動の数々にも必ず意味がある。行動面からの図解で認知症の理解がより深まる!ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》

【どんな行動にも本人なりの理由や思いがあります】
認知症が進行してくると、家族や周囲の人にとって問題となる行動が現れてきます。
万引きをくり返す、
ごみを集めてためこむ、
自分の排泄物を弄ぶ、
人形と親しげに話す、
大声で怒り殴りかかる、
突然抱きつく
……どうしてそんなことをするのか? どうしたらやめてくれるのか?
介護者の心痛は募る一方です。
しかし、本人も本人なりに理由があってしている行動です。
そのときの対応と、日ごろの対策を考えていきましょう。

【まえがきより】
認知症の人の行動は、じつに不可解です。とくに徘徊や火の不始末など、本人や周囲の人に危険が及ぶ行動には、本当に悩まされます。こういった行動が起こるようになると、介護者は、常に気を張っていなければと自分を追いこんでしまうことが多いようです。なかには、すっかり滅入ってしまう方もいらっしゃいます。
もしあなたが今、認知症の人の行動で苦しみやどうにもならない閉塞した気持ちを抱えているとしたら……。それは、認知症の人の行動を「理解できない」と思うからかもしれません。
確かに認知症の人の行動は不可解です。しかしそれは私たちの常識からすれば、なのです。
認知症の人は、その人なりの世界の中で生きています。そこは、私たちの常識の基準とは少しずれている世界だといえます。認知症の人の世界の常識に当てはめてみれば、どんな行動も、その人なりに考えてのことなのです。
(杉山孝博)

【本書の構成】
《1 始まりはささいな異変から》
《2 徐々に日常が混乱していく》
《3 周辺症状の背景にあるもの》
《4 後悔しないために介護者ができること》

認知症の人の世界を理解する9大法則と1原則
《1 始まりはささいな異変から》
電話の相手が娘だとわからなかったAさん
【もの忘れ】 捜し物や忘れ物をすることが増えた/ 話したかどうかわからなくなる
【判断力・理解力の衰え】 簡単な計算なのにわからない
【見当識の喪失】 待ち合わせ時刻や場所を間違える
【人柄が変わる】 ささいなことで無性にいらだつ
【不安を抱く】 ひとりになると寂しくてしかたがない
《2 徐々に日常が混乱していく》
トイレではない場所で排泄してしまうBさん
【もの盗られ妄想】 財布がない。盗まれたに違いない
【被害妄想】 私なんていないほうがよいのだろう
【帰宅願望】 もう家に帰らないといけない
【家族を忘れる】 息子はまだ小学生のはずだけど
【昼夜逆転】 今が何時なのかよくわからない
【状況の混乱】 早く会社に行かないと仕事が滞る
【着衣の混乱】 お気に入りの服を着替えたくない
【過食/拒食】 食事はまだ出てこないのかな
【入浴の拒否】 お風呂場でけがをしそうでいやだ
【排泄の混乱】 トイレはどこ? どうしたらいい?
《3 周辺症状の背景にあるもの》
ごみを拾い集めてためこむCさん
【万引き】 店でみかけたから、家に持ち帰った
【収集癖】 まだ使えるからもったいない
【徘徊】 今、私は一体どこにいるのだろう
【異食】 よくわからないけれどおいしそう
【弄便】 ズボンがモゾモゾするから取り出した
【暴力をふるう】 私を侮辱するなんてひどい
【性的逸脱行為】 愛し、愛され、必要とされたい
【作話】 犯人は私じゃない、猫がやったのでは
【幻覚】 家の中にまったく知らない人がいる
【鏡現象/人形現象】 懐かしい人と楽しくおしゃべり
【火の不始末】 なんだか熱いような気がするけれど
【詐欺被害】 あの人が勧める商品なら買いたい
《4 後悔しないために介護者ができること》
Dさんの父親はしっかり者で評判だったのに
【家族の心理】 
【受診】【服薬】
【リハビリ】
【家計】
【介護者のケア】


杉山 孝博[スギヤマ タカヒロ]
監修

内容説明

認知症の人が築いている世界―。それは私たちの常識とはちょっと違います。どんな行動にも本人なりの理由や思いがあります。どうしてそんなことをするのか?どうしたらやめてくれるのか?困った行動への対処法がわかる。

目次

1 始まりはささいな異変から(ケース―電話の相手が娘だとわからなかったAさん;もの忘れ―捜し物や忘れ物をすることが増えた ほか)
2 徐々に日常が混乱していく(ケース―トイレではない場所で排泄してしまうBさん;もの盗られ妄想―財布がない。盗まれたに違いない ほか)
3 周辺症状の背景にあるもの(ケース―ごみを拾い集めてためこむCさん;万引き―店でみかけたから、家に持ち帰った ほか)
4 後悔しないために介護者ができること(ケース―Dさんの父親はしっかり者で評判だつたのに;家族の心理―時間の経過で変化する ほか)

著者等紹介

杉山孝博[スギヤマタカヒロ]
1947年愛知県生まれ。川崎幸クリニック院長。公益社団法人認知症の人と家族の会全国本部の副代表理事、神奈川県支部代表。公益社団法人日本認知症グループホーム協会顧問。公益財団法人さわやか福祉財団評議員。東京大学医学部附属病院で内科研修後、川崎幸病院で地域医療に取り組む。1998年、同病院の外来部門を独立させて川崎幸クリニックを設立し、院長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱんにゃー

66
【良くても悪くても終わってしまいます】 『家族がたどる4つのステップ 「とまどい・否定」→「混乱・怒り・拒絶」→「あきらめ または割り切り」→「受容」』(他の本には、「否認」→「受容」→「感謝」と載っていました) / 義母の身体介護が始まって2年半です。楽しんでバトルしています(笑) 「受容」できたりできなかったり、まだまだ長生きしてもらいたと思っています(^ω^)2015/06/11

あお

5
むやみに怒る介護は疲れる。行動がなぜそうなのかわかれば、また違った見方もできる。にしても、どうしてこうイヤだと感じる行動ばかりなのか不思議。人の人生の最期がこれはあまりにも…っていつも思う。人を笑顔にする症状とか無いものか(笑)無いよね、病なんだからね。なんにせよ、共倒れになる前にプロに任せる。読んでいて切なくなるけど、割りきることも必要かな、と。★★2015/05/11

はね

4
ボーダーだった部下がいたころは境界性人格障害の本をたくさん読んだ。彼が転勤してホッとしたところだったのに、どうも母が認知症になったようだ。これからは小説の合間に、このての本を読んで勉強しなければ。2020/07/26

mio

2
凄く丁寧にわかりやすく書かれています。私達が不可解と思ってしまう行動にもその人なりの理由や思いがありその不可解と思われる行動を忘れてしまう事やうまく伝えられない悔しさは認知症である本人が一番つらいと思います。それが初期症状なら尚、互いに理解に苦しみます。何とか少しでも症状を遅らせたい治らないかと介護者としてはつい思ってしまいがちですが実際はそうではなく相手を理解をする思いやりが大切なんだと気づかせてもらいました。2015/04/18

なかむー

1
難しい原理的なことは書かれていない。けど、今困っている人に向けて書かれている本です。市役所の高齢者福祉に関わる部署にいますが、ストレスを抱えながら、理解できない病気と介護の方法に困っている人にお勧めしたい。2015/12/20

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