内容説明
どうして私のこころは、こんなにすぐ傷つくのだろう?他人のなにげない言葉や態度に簡単に怯えたり、おちこんだりする。どう思われるかを気にしすぎて、自分を見失う―。こころが煮詰まり壊れてしまう前に、育ちを振り返り、母親との関係を見直すことで、ありのままの自分を大切に生きるための方法が見えてくる。
目次
第1章 社会が変わり、こころが迷う(なぜ今、こころのバランスがとれないのか;お金持ちになっても、こころは豊かになれない ほか)
第2章 こころのうめきが見える時代(なかったことにしていただけ;ひきこもりは意外に身近な問題 ほか)
第3章 迷ったこころ、三つの回復の物語(自分の「影」と向き合うということ;ケース1・人間関係に疲れ果てた恵子さん ほか)
第4章 自分が自分とつながるために(自分で自分を理解する;自分をわかっていくための箱庭療法 ほか)
第5章 自分を開く・自分を閉じる(自己治癒の力;親は全てを償いきれない ほか)
著者等紹介
田中千穂子[タナカチホコ]
1954年、東京都に生まれる。東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程を修了。文学博士。臨床心理士。花クリニック精神神経科勤務を経て、東京大学大学院教育学研究科教授(臨床心理学コース)
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