内容説明
意識はあるか?マヒの程度は?突然の発作、危険な再発どう防ぐ。くわしくわかる対処法と最新治療。
目次
1 脳血出・くも膜下出血基礎知識(知っておきたい―脳出血も、くも膜下出血も脳の内部に出血する?;知っておきたい―いちばんの原因は高血圧なの? ほか)
2 早く見つける、くわしく調べる(脳ドックとは?―脳の状態、脳卒中の危険性を見る;何を調べる?1―CTやMRI、超音波検査で脳の血管を調べる ほか)
3 脳出血の治療(脳出血とは―脳の中に出血し、脳の働きを損なう;検査―症状、意識障害の程度をすばやく確かめる ほか)
4 くも膜下出血の治療(くも膜下出血とは―脳の太い血管にできたコブが大きくなって破れる;治療の流れ―再発・合併症予防が治療の目的 ほか)
5 脳を守る生活術(定期検査―血圧管理、リハビリはずっと続ける;食事を見直す1―食事全体を工夫して減塩しよう ほか)
著者等紹介
中込忠好[ナカゴミタダヨシ]
1949年生まれ。79年東京大学医学部卒業。医学博士。アメリカ・バージニア大学脳神経外科リサーチフェロー、東京大学医学部附属病院脳神経外科などを経て、99年より帝京大学医学部脳神経外科教授。日本脳神経外科学会認定専門医。専門は脳神経外科学、とくにくも膜下出血(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
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仕事の資料本。社内研修の発表番になってしまったので。(そして専門のくせにこれで勉強している)だけど、最低限のことを分かり易く伝えるにはぴったりのシリーズなので、結構お世話になっています。特に目新しいことが載っている訳でもなく、本自体も刊行されて月日がたっているので、また今は違う解釈もあるんでしょうね。どんなに気をつけてもゼロになる訳じゃないけれど、やっぱり心がけで大分違うものです。ちなみに発表ではこの冒頭の五問クイズを実施し、「知っているつもりだったけれど意外とわかってなかった」と結構評判がよかったです。2017/06/21