ぼくは“眠りの町”から旅に出た

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041106501
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

“ぼく”を忘れていた“ぼく”は、大切な言葉をすこうしずつ取り戻しながら、この箱庭の世界から飛び出すため<旅の仲間>を求める。世界に気づく、自分を知る、友を作る。“それ”は癒しか、傷となるのか――。

内容説明

世界に気づく、自分を知る、友を作る。“それ”は癒やしか、傷となるのか―本読み脱帽、7年ぶりの至高のファンタジー!!

著者等紹介

沢村凛[サワムラリン]
1963年広島県生まれ。鳥取大学農学部卒業。91年に日本ファンタジーノベル大賞に応募した『リフレイン』が最終候補となり、作家デビュー。98年、『ヤンのいた島』で第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mumiu

59
いったいこれは何のRPGかい⁈な展開。主人公以外の以外はみんなNPC(ノンプレイヤーキャラクター)?町から出て歩いて行くとか、旅の仲間だとかあまり現実感のない世界。なぜかモンスターなんかは出てこないんだけれど、地形トラップなどは出てくる。歩いて、また歩いて、そして休む。超個性的な仲間たちと旅のはてにたどり着いた場所で明かされる真実。すべてのものがたりの後に続く世界。ちょっとスピリチュアル過ぎな気もするけれど、これが今の作者の小さな願いなのだろうか?2015/03/01

エンリケ

44
何とも形容し難いファンタジー。最初から白昼夢の中の様なお話が展開される。あり得ない世界で主人公達はひたすら旅を続け、そしてその過程で忘れていた様々な事を思い出して行く。旅の果てに何が有るのか?そして四人で旅をしなければならない理由は何なのか?興味に引きずられ、先が気になって読む手が止めがたい。RPGの様な成り行きは色々な憶測を呼ぶ。しかし終盤は成る程と言う回収。最後に判明する世界観は意外に深かったが描写は終始ふわふわしていた。つい深読みしたくなる物語。しかし恐らくは感覚的に読む方が楽しめる一冊。2015/09/29

七色一味

28
読破。これまたSF好きな方にはオススメな作品かと。意味もわからず浮かんでくる言葉の記憶、〈旅の仲間〉を探し出し、仲間と共に〈ここではない別の場所〉目指して旅する中で、主人公と〈旅の仲間〉達は自分たちやこの世界の矛盾点に気づき、〈真の世界〉と旅立つ。それだけの物語ですが、ションプルなだけに、いいお話でした。2014/06/27

丸猫うどん(旧カレーうどん)

20
通り雨は…よりこちらの方が好き。 寓話的世界。でも旅の意味などは、うーん。仲間に出会っていくまでがおもしろいし、世界観も好き。 魔法などが出てこないのも好みなんだけど、やや薄味かな2015/01/14

むつぞー

18
旅の仲間をみつけ、どこへ行くのか…といっても派手な冒険モノではなくって、もやっとした感じのある冒険です。 読み終わってみれば、すっきりしなかった理由もよくわかるし、この世界観というか設定を描きたかったのだろう、というのがよく判ります。 ある意味壮大なものでもあって、深いテーマであると思うからこそ、このページ数ではなく、もっとガッツリ描いても良かったのではとも思う。 いいなと思う部分もあるのだけど、もうちょっとと感じる部分があり、2冊同時発売で、ちょっと期待値が高すぎたのかもしれません。 2014/03/05

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