内容説明
血液はもともと脂質やたんぱく質などの栄養成分からできているわけであるが、最近では白血球の数や活動性を増強する成分もわかってきた。野菜や果物、緑茶などに含まれる植物性の栄養素「ファイトケミカル」や、きのこ類のβ‐グルカン、乳酸菌などである。本書では、こうした栄養成分を多く含む免疫力向上食材を紹介している。また、そうした材料を効果的に調理する方法や、じょうずな組み合わせ方も紹介した。
目次
1 「攻めの食材」で敵を殺す(攻めの免疫力(免疫は毎日戦っている;キーワードは「リンパの力」)
食材の選び方(緑黄色野菜だけでなく淡色野菜も;食べ合わせで変わるビタミンの効力;植物性飲料が抵抗力を上げる) ほか)
2 侵入を防ぐ「守りの食材」(守りの免疫力(敵はどこから入ってくるのか;皮膚と大腸が守りの拠点)
食材の選び方―カロチン野菜で粘膜の鎧をつくろう ほか)
3 免疫のしくみを知っておこう(ウイルスのしくみ(どうして人間は風邪を引くのか;なぜHIVが怖いのか)
免疫のしくみ(白血球のチームワークがカギ;白血球は骨の中でつくられる;放っておいたら二〇歳から衰えはじめる;体内最大の免疫器官は大腸) ほか)
4 「好きな食材」で働きが活性化する(免疫を癒す(ストレスが免疫の力を弱らせる;あなたが笑えば免疫も元気になる)
食習慣(甘いものといっしょにハーブティー;外食をするときのサラダ活用法;つまみと食事ははっきり区別;これだけはさけたい危険な添加物))
5 免疫をフル活用して病気に勝つ(病気と免疫―正しい栄養摂取で免疫系を鍛える;免疫療法(ガンを退治する「リンパ球療法」;温熱療法で免疫活動をサポート;免疫療法はバランスよく芸術的に) ほか)
著者等紹介
星野泰三[ホシノタイゾウ]
1960年、東京生まれ。東京医科大学卒業。東京医科大学大学院、米国衛生研究所、東京医科大学講師、プルミエールクリニック院長をへて、現在、統合医療ビレッジ理事長。統合医療学会発起人。医学博士。日本東洋医学会専門医。専門は腫瘍免疫の研究、免疫療法外来。副作用の少ない、癒しのガン治療を手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨハネス