出版社内容情報
佐藤 嘉幸[サトウ ヨシユキ]
著・文・その他
廣瀬 純[ヒロセ ジュン]
著・文・その他
内容説明
『アンチ・オイディプス』(一九七二年)、『千のプラトー』(一九八〇年)、そして『哲学とは何か』(一九九一年)。哲学者ジル・ドゥルーズは、人々を震撼せしめた『差異と反復』と『意味の論理学』を経て、なぜ精神科医フェリックス・ガタリとの共同作業に取り組んだのか?ドゥルーズ=ガタリ名義で書かれた三部作に通底するテーマを精緻な分析と大胆な読解によって明らかにする。今こそ読み返すべき20世紀の古典!
目次
序論 三つの革命
第1部 『アンチ・オイディプス』(切断と主体集団の形成;プロレタリアによる階級闘争;分裂分析と新たな主観性/主体性の生産―ガタリ『アンチ・オイディプス草稿』)
第2部 『千のプラトー』(リゾームと横断性;マイノリティによる公理闘争;エイハブの恥辱か、フェダラーの勇気か―ドゥルーズとフーコー)
第3部 『哲学とは何か』(マジョリティによる政治哲学;革命、熱狂、概念―フーコー「啓蒙とは何か」を読むドゥルーズ=ガタリ)
結論 分裂分析と私たち
著者等紹介
佐藤嘉幸[サトウヨシユキ]
1971年、京都府生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)取得。パリ第一〇大学大学院認識・文化研究科哲学専攻修了。博士(哲学)取得。現在、筑波大学人文社会科学研究科准教授。専門は、フランス現代思想、権力理論
廣瀬純[ヒロセジュン]
1971年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学専攻修士課程修了。パリ第三大学映画視聴覚研究科博士課程中退。現在、龍谷大学経営学部教授。専門は、映画論、現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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