講談社選書メチエ<br> 地図入門

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講談社選書メチエ
地図入門

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062586016
  • NDC分類 448.9
  • Cコード C0325

出版社内容情報



今尾 恵介[イマオ ケイスケ]
著・文・その他

内容説明

地形や道路、建物などの現実を記号化する特有の技法がある。それを知ることで、地図の声を聴く。「総描」「転位」とは何か?等高線からどのように地形を想像するか?地形図と海図の「0メートル」の違いとは?無断転載を防ぐトラップ「幽霊道路」とは?近現代日本の地図を中心に、読み方から楽しみ方まで紹介。

目次

第1章 地図とは何か―地形図、土地条件図、住宅地図、海図(地図の種類―一般図と主題図;地形図―風景の見える地図;陸軍と田んぼの記号 ほか)
第2章 風景を記号化する―地図記号(この世を抽象化するための記号;お役所の記号が多い日本の地形図;地形図の植生記号 ほか)
第3章 地図の縮尺と高さ(縮尺とは何か;大縮尺と小縮尺;メートル法 ほか)
第4章 地図と地名のはなし(日本の行政区分と地名階層;住所表示の特例;大正期の帝国図における町村名と居住地名 ほか)
第5章 地図と政治(戦争と地図;戦時改描と立川;いろいろな改描の実際 ほか)
第6章 地形を味わう(地図で観察する川;大井川下流部「越すに越されぬ…」;大井川中流部は嵌入蛇行「鵜山の七曲り」 ほか)

著者等紹介

今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年、神奈川県横浜市生まれ。音楽出版社勤務を経て、1991年にフリーランサーとして独立。以後、地図・地名・鉄道関係の単行本の執筆を精力的に手がける。現在は地図研究家。(財)日本地図センター客員研究員、(財)地図情報センター評議員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

24
地図の読み方や地名の由来にまで話を広げた一冊。地図に興味を持てたし、地図から得られる情報が自分が想像していた以上にあったのが印象的だった。私は地方で車を運転していろいろな場所に入るが、初めて入る場所もあり、ナビの情報だけだと「あれ、どうしてこんなルートを通るのだろう」「なんか着くかどうか不安だな」と思うこともあるので本書を読んで地図帳も車に置いておいた方が良いのではと思うようになった。著者は地図からさまざまな情報を読み取り、行ったことのない場所でも地形を把握できる様子、なんだかとても羨ましいと思いました。2024/04/22

目黒乱

7
地形図の読み方を基礎からというわけではなく,地形図に関するさまざまなエピソードを集めた感じの本でした。最初のほうに,地形図の読み方の基礎は他書を読めと書いてあるのですが…。北方領土や竹島の地形図は買おうと思いました。2015/10/30

おさと

6
地図は((o(´∀`)o))ワクワクする!2015/06/03

海星梨

5
地質とか地図とか地形とかそういうものに興味があるもののなかなかどこから手を出せばいいか分からない、というなかで出会いました。メチエなので学術的で難しいのかなと借りてきて一ヶ月くらい立ちましたが、実際読んでみるとそんなことはなく。初めてのことばかりで目が滑る部分もありましたが、地図の世界が少し分かったかな。最後の章は、カラーで写真もあれば嬉しかったですが、そこまでは無理かな。著者のものでそういう本もあるみたいなので読んでみたいです。2019/05/21

スミレ雲

4
こういう本、買ったの初めて。読んだのも初めて。だから、とても新鮮。地図の見方って、結構適当に見てたけど、記号を意識するだけで、情報の量変わってくるから、不思議。当たり前かもしれないけど。とても参考になる本でした。2016/08/10

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