講談社選書メチエ<br> 会社を支配するのは誰か―日本の企業統治

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講談社選書メチエ
会社を支配するのは誰か―日本の企業統治

  • 吉村 典久【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062585385
  • NDC分類 335.21

内容説明

同族経営、「物言わぬ」株主と取締役、御用組合。日本の企業風土にはびこる旧弊を乗りこえ、グローバル・スタンダードな企業統治(コーポレート・ガバナンス)を貫徹するべし―この通念は真なのか?大企業が果たしてきた危機克服―社長解任という統治行為の実態、この国の組織が育んできた伝統、そして「お手本」とされたアメリカの事例を検証し、企業統治論のオルタナティブを探る。日本の会社を作りあげてきたもの、これから作りあげるものは、果たして何か。

目次

第1章 企業統治の問題を生み出してきたもの―株式会社制度に潜む本質的問題(企業統治の問題とは何か;アダム・スミスの株式会社観―「資本主義の父」の警句;出光佐三の株式会社観―「黄金の奴隷たるなかれ」;企業統治の問題の終焉?)
第2章 日本の企業を作りあげてきたもの―労働組合とミドルの力(日本の企業統治の通念―メインバンクによる牽制;三越における社長解任劇の裏舞台;労組主導による経営者解任の事例―ヤマハの事例;ミドル主導による経営者解任の事例―セイコーインスツルの事例;従業員集団による統治の一般的特徴)
第3章 日本の組織を作りあげてきたもの―江戸期の商家・武家における統治(「侵すべからざる上下秩序」という通念;商家における主の解任劇の裏舞台;武家における主の解任劇の裏舞台)
第4章 米国の企業を作りあげてきたもの―ヘンリー・フォードの哲学(米国企業の経営・統治の模範―ゼネラルモーターズ;模範の末路―ガバメントモーターズ;「株主・株式市場による統治」への意義―フォード、ファイアストン、そしてグーグルとフェイスブック)
第5章 日本の企業を作りあげていくもの―真の解決に向かって(「ソニーに学べ」;三度目の奇跡に向かう時代に―二度目の奇跡の時代を振り返って)

著者紹介

吉村典久[ヨシムラノリヒサ]
1968年生まれ。学習院大学経済学部卒業。神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。現在、和歌山大学経済学部教授。博士(経営学)。専攻は経営戦略論、企業統治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

日本の企業を作りあげてきたものは何か。”グローバル・スタンダード”礼賛の陰で見失われていた企業統治の多様なあり方を再評価する

日本の企業を作りあげてきたものは何か。”グローバル・スタンダード”礼賛の陰で見失われていた企業統治の多様なあり方を再評価する

【著者紹介】
吉村典久(よしむら・のりひさ)
一九六八年生まれ。学習院大学経済学部卒。神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。現在、和歌山大学経済学部教授。博士(経営学)。専攻は経営戦略論、企業統治論。著作に『部長の経営学』(ちくま新書)、『日本の企業統治――神話と実態』(NTT出版)などがある。